9月27日 月曜日

キャロールの収穫は本日9月27日に行われたようです。 今日もまた会えるだろうか・・恋人に会いに行くような足取りで蔵仕事の後に畑に赴きましたが残念ながら収穫されていました。

心残りなのは結局キャロールを味見することなくこの観察記が終えた事。 当然ながら私の所有する木ではなく食べる権利などあるはずもなく、一人片思いにこの半年を過ごしてきたようなものだったと思うと少し切ない・・キスだけでもさせてもらうんだったな・・
私はまだロマネコンティーを飲んだことは無いのですが、やがてその日がやってくるのであれば2004年、キャロールとの再会であって欲しいと思いつつ観察記を終えます。

最後まで未熟な文章にお付き合いいただきありがとうございました。厚く御礼申し上げます。 管理者鈴木

 

9月26日 日曜日

朝6時、蔵(シモンビーズ)に入る前に写真をと思い、早起きして撮影。こんな時間に畑に赴くのは勿論初めての体験で、明かりがなく写真のピントが合わずあえなく接近画像は取れずじまい・・・
誰もいる訳ないのですが、オートコートの森にひっそりと暮らすかわいい魔女が朝の散歩でもしてないかとゴロリとロマネコンティーを囲む石垣に寝そべり天を仰いでみたり、20分ほどロマネコンティーを囲むグランクリュの畑の中に一人ポツンと佇むと収穫直前の葡萄の寝息までもが聞こえてくるようで、年に一度程度なら6時の畑も悪くはないかも・・・

9月24日 金曜日

ロマネコンティー社収穫開始

ロマネコンティー社の収穫が本日より始まりラターシュが収穫されていました。収穫隊にロマネコンティーの区収穫日を聞くも数日後との返事。せめて一粒だけでも次の撮影の際には味見させてもらいましょう。

 

9月22日 水曜日

色付きも終わり外観の変化が無くなって2週間ほど経ちます。来年は色付き辺りから糖度計で天然アルコール度でも計ってみましょうか・・
さて、コートドボーヌより数日遅れて始まるコートドニュイ地区の収穫解禁も間近です。あと数日でキャロールも摘まれてしまうと思うと胸にぐっとこみ上げてくるモノがあります。
こっそりキャロールだけ収穫してワインの肴にて食べてしまいたい・・・・ああ・・あと何日その姿を見せてくれるのかしら・・

9月20日 月曜日

先日の明けがたの雨を見てキノコチェック(マイタケ)前にロマネコンティーによってみました。収穫直前で特に変化はないのですが、畑に労働者らしき人を発見し収穫日を教えてもらおうと近寄るも「絵かきさん」・・ガッカリ。
不思議な出会いの多いロマネコンティー前、先日はバスで乗りつけた日本人団体ご一行様と出くわしました。以前、雨の中に出逢った美女は今いずこに・・

9月19日 日曜日

午前中に少々雨が降るも午後からは曇り時々晴れ。
勝手にロマネコンティーの収穫は一週間後ぐらいではないかと予想しています。連日の晴天でグーンと糖度もあがり、粒を食べた感じではフェノール類も良い熟し具合かと。周りにはチラホラ腐敗果が見受けられますがキャロールはまだ大丈夫ですね。

9月18日 土曜日

東京は連日の残暑と聞きますが、ブルゴーニュは晴れてはいるものの暑くはありません。
日中は20度を少し超えるぐらいの過ごしやすい日々が続いています。 

9月14日 火曜日

シモンビーズの収穫も25日からと決まりまして、いよいよ収穫目前となりました。 天気が心配された週末でしたが、軽いお湿り程度。

20度を越える日中の気温と、豊かな日照時間、「84、94、2004と4の付く年は難しいねえ」(生産者談)らしいですが、冷夏の遅れを懸命に取り戻しています。

9月10日 金曜日

8月の30日より続く晴天により今日も太陽の照りつける夏らしい暑い1日となりました。
前回、雹で傷ついた箇所からカビが生えやすくなると書いたもの全くその兆候は見られません。
それはひとえにこの続く晴天がもたらした乾燥がジュースをカビるまも与えず乾かしてしまったから。太陽にもうひと踏ん張りしてもらって悪い部分をこのままカラカラに乾燥して次の雨までに地面に落としてしまえば腐敗に繋がり難くなるのですが、今週末のお天気は下り坂との予報。

どうなる事やら・・

9月04日 土曜日

8月30日から本日まで本当に天気のよい一週間となりました。殆どの畑で色付きが完全に終わり、どの粒も黒々しています。

現在、急激に粒の中で糖が増え甘くなっている状態です。8月の悪天候の影響で既に腐敗果もあちこちに見受けられますが、キャロールは今の所大丈夫。ロマネコンティーのテロワールなんでしょうか・・でも、その時は必ずやってくるでしょう。

雹で傷ついた所から糖を含む果汁に菌が進入し実はカビに犯されやすくなります。

8月30日 月曜日

8月ももう終わりです、先日の表の被害で傷ついた所が凹んでいます。先日の雹以来雷や雨は少ないのですが、8月とは思えないほどの冷え込みが朝晩続いています。
しかしながら、葡萄の実をたべてみると、既に甘みが感じられ日々着実に進む葡萄の実りに安心します。

先日訪問した蔵当主曰く「9月の天候次第でまだ良い年となる可能性が十分にある」と同時に「今後の天候が悪く実が熟しにくい事を想定した厳しい摘房も必要」との事。
その年の質を最大に左右する収穫までの追い込みの一ヶ月に突入したブルゴーニュ、皆最後まで良年の可能性を見据えています。

好天を祈りつつ今の必要な仕事を着実にこなす地道さ。農業とはこういうことなんでしょうか。

8月26日 木曜日

先日の雹の被害できつめに農薬が撒かれているのではないかと推測していたのですが、まだ何も手をつけていない様です。

先日、案内させて頂いた農業の先生曰く、雨の直後に畑に入るのはご法度。土が乾いてから入らないと土壌を捏ねてしまうそうです。(土壌中に水分が多いと、乾いている時と比べて、より踏み固め安いそうです)

去年の今日は収穫も殆ど終わっていたのですが・・・今年は色付も終わっていません。
キャロールは他の実と比べて色付きが早いので、辺りを見回すと緑の粒がまだまだ沢山あります。

「今年は摘房(房落とし)をきちっと行わないで葡萄が熟すとは思えない・・・」(帰り道で会った生産者談)
難しい年となりそうです

8月23日 月曜日 19:46

19時の雹の被害で傷ついたキャロール。

丸で囲ってある所が雹の被害です。葉には突きつけた穴が至る所に見受けられ、実は弾けたかのように果肉を見せている箇所もありました。

後収穫まで、ひと月はあろうかというのに、明日は何処の生産者も農薬散布に追われそうです。

8月23日 月曜日 18:02

今日は一日暑い日となりました。気温も30度を超え色合いが昨日よりずっと濃くなり、天気さえ良ければ色付きの進行はこれほどの進みを見せるのか・・・と一人唸りました。

朝からずっと晴天。絶好の畑仕事日和で、至る所に摘心作業をおこなうトラクターを見かけました。

 

8月22日 日曜日

小さい実も色付き始めました。

今回光の関係で中央に大きな影があります。上の実が大きくなってきて光をさえぎっています

8月19日 木曜日

さすがに24時間程ではあまり変化がありません。

8月18日 水曜日

今日はいいお天気でした。

久しぶりに感じた夏の日差しに誘われて2日ぶりにロマネコンティーへ。

大して大きな変化はあるわけもないんですが、ボーヌ観光局の主催するサファリツアーの御一団と遭遇。

皆さんと楽しくロマネコンティー観察となりました。

8月16日 月曜日

更に色付きが進みました。

色付きは日々刻々と変化するので毎日でも見に行きたいと思っていたのですが、ブルゴーニュを離れていたのでそうもいきませんでした。本日は久々の撮影でしたが、まあ、なんとも綺麗な事。黒、赤、緑の宝石から葡萄が出来ているようです。

こう見ると大きな粒から色がついていくんですね・・
以前、醸造学の先生の言葉で「色付きは太陽の紫外線から葡萄が種(遺伝子)を守る為の自己防衛とも言える」という言葉をフト思い出しました。種の無い又は少ない受粉不良の小さい実の色付きは後回しということなんでしょう。

8月15日 日曜日

半分ぐらい色付きしました。

いま色付いた粒を食べると、甘さはそこまで無いものの、酸が大分やわらかくなっており、既に美味です。

友人の子(4歳)が「おいしい、おいしい」とモリモリ向かいのサンビバンの葡萄を食べたそうですが、現在、農薬が多めに使われており食べすぎには注意です。

8月11日 水曜日 

私の撮影でないので少々アングル違います。

白っぽくプツプツ見えるのは病気ではなく農薬です。

8月09日 月曜日

大分色がついてきました。

緑と赤、薄紫、そして紫の粒が寄り添いあって、なんとも綺麗。

 

8月04日 水曜日 

色付き(Veraison)がはじまりました。矢印の1粒だけですが色の付き始めが確認できます。今後の観察でどんどん色合いが変わっていくものと思われます。
この色付きを境に粒の中の糖が急激に増え、粒が甘くなります。

さて、前回より2週間経ちましたが、この間にグリーンハーベスト(緑色の房落とし)がおこなわれました。幸いにも今まで追いかけていた房は落とされる事無く大きくなっていました。

 

7月21日 水曜日 

先日より5日間たつが、特に変化なし。

雹の被害もなし。

7月16日 金曜日 

実の成長も進み、色付き間近です。7月14日より随分と気温が上がり本日は暑いぐらいです。

房に小さい粒と大きい粒が入り混じっているのが分かりますが、これは受粉をしっかり行った実と受粉不良となった実の差です。今年はこの受粉不良の実があちこちで多く見受けられ、生産家達は皆うれしそうです。(これが多くなると果汁に対する果皮の割合が増え、構成要素や色素成分がワイン中により多く出るため)

7月12日 月曜日 7時 

随分と実が大きくなりました。ロマネコンティーはまだですが、グリーンハーベストを行った畑には緑色の葡萄が葉っぱと共に地面にポツポツと転がっています。

開花の時には上を向いていた房ですが、実の成長と共にだんだんと垂れ下がってきます。いま丁度真横の段階ですね。

実るほど頭を垂れる葡萄かな・・・こんな言葉がブルゴーニュにあったりして。

7月03日 土曜日 21時 曇り15度

今日から新しいデジカメでの撮影です。大きさはいままでの4分の1、記憶処理速度も断然早くいままでのように「もそもそ」とはおさらば。「さっさっ」と写真を撮影してきました。

その後、キャロールの実を数えたのですが、現在15個以上の房がついています。これは明らかに多すぎるので「グリーンハーベスト」と呼ばれる実を落とす作業が後に行われるものと思われます。

いままで追いかけてきた実が切られないことを祈るばかりです。「切るべからず」ってシールでも茎に張っておこうかしら・・

7月01日木曜日 曇り17度

肌寒い気温の中写真を撮りに行ってきました。昨日までは30度を超える暑さだったのですが今日は随分と涼しかった。このように暑さ寒さが交互に来ては体調も悪くなってしまいます。早く盛夏となってほしいものです。

写真で白い斑点があり、実がしぼんでいるように見えますが、農薬散布(恐らく硫黄)の為です。

実は昨日まで私もビーズの畑で雑草退治の仕事をしました。現在の主な畑仕事は農薬散布と耕作による雑草退治なのですが、写真撮影時このロマネコンティーの畑は馬にて耕作作業を行っている最中でした。

残念ながら今日は人参をもっていませんでした。

6月25日金曜日 晴れ 23度

天気もいいし写真を撮りに行きました。実がまた大きくなっていますね。今週は雨も少々降り涼しい日が続きました。至る所で農薬散布のトラクターが走っています。ヘリコプターにて行うそれも良く見かけます。地上スレスレまで接近し一気に散布する様は近くで作業をしている我々の目を釘付けにします。皆で「おー!ぶらぼー!」と今までに何度言った事か。
何度見ても飽きないものってありますよね。早くまた会いたいな。

6月19日土曜日 曇り時々雨

実が膨らんできているのが明らかに見てとれます。木も実も綺麗な緑色をしています。道路から見ると丘はまるで緑色の絨毯を敷き詰めたように映り、土の茶色を隠しています。

右の図に人がたっていますがおへそからちょっと上辺りで枝がカットされています。先日ちらっと見かけたのですが、DRCのロニャージュを行うトラクターは他の蔵のそれとは違い見た事も無い紫色で見るからに軽そうそして高そうでした。

6月13日日曜日 晴れ時々曇り時々雨 気温17度

開花が終わり実が膨らみ始めています。といっても写真では分かりにくいですが1ミリほど実が膨らんでいます。葉っぱも大きく成長しています。真っ青な緑色(ん?表現が変かな?)をしており病気の木に見られる葉緑素の抜けた黄色い葉は見当たりません。さすがはロマネコンティーと言いたいのですが畑全体を見るとちらほら見受けられます。ま、キャロールが病気でなくてよかったよかった。

もう受粉は終わっていますが、きっちり受粉すれば種が1個〜4個つまった大きな実が得られ、受粉不良を起こした場合、種はなく小さな実がなります。取れる果汁の量は前者が多く後者が少なくなり、果汁に対する果皮の割合は後者の方が多くなります。「受粉」はその年の収穫量に大きな影響を与えますが品質を決定付けるものではありません。前者の良年は1999年があり後者の良年は2002年となります。
つぼみの段階でおしべとめしべがくっついている葡萄の花に受粉不良はあまり多くないようなのですが、開花時期の雨と寒さがそれを招くとランブレーの当主さんがいっていました。
ちなみに今年はGOODな受粉だそうです。

6月10日木曜日 猛暑 最高気温35度以上

暑い。6月7日から続いた暑さ(最高気温は連日30度以上を記録、日向は40度以上の日も!)はブルゴーニュの殆どの花を咲かせたのでは無いでしょうか。
キャロールも2日前には1つしか咲いていなかったお花も2日たった今日は満開。しばしのお花見となりました。
そうそう、桜はあまり香りませんが葡萄の花は香ります。白い花の香りがするんですけど葡萄に鼻をこすり付けなくても近づけただけで「ふわっ」っと香りが漂ってきます。

右の写真でお分かり頂けると思いますが第一回目の摘心作業が終了しています。ほおって置くとジャンジャン伸びる枝をカット。葡萄が完熟のに必要な光合成をしてくれる葉っぱはこのぐらいで十分なんだそうです。

開花から100日後が収穫とすると・・・今年は9月中旬辺りですかね。来たれ豊作!

6月8日火曜日 晴天&猛暑

ここのところほぼ毎日午後は畑にて労働しているのですが本日は今年一番の猛暑。午後しか働かないくせに17時ごろにはもうバテバテ、めまいと頭痛が伴う始末。軽い日射病なのか顔色が悪いと皆に指摘を受ける。その後、皆で飲むすごく美味しいはずの「仕事上がりのビール」も本日は飲む気力がなくユーゴ&ナスカのコーラを拝借。蔵で仕事を手伝わせてもらうようになって6年目となるけどこの逃れようの無い太陽とむせ返る地熱だけは苦手・・・
私@日射病「ねえ・・日陰の畑に行かないか?きっと涼しいし」
隊長ニコラ 「日陰の畑?あるわけ無いだろ。バカ野郎」

さて、仕事前に撮りに出向いたロマネコンティー。まだ摘心作業は行われていませんでしたが、花が咲いていました。しかも1つだけ。今週末までこの晴天が続けば健全な受粉とその時期が揃います。2004豊作にむけて順調です♪

6月4日金曜日

たまに観光ガイドもする管理者ですが、本日はブルゴーニュ生活を通して知り合ったお客様にキャロールとカミーユを紹介させてもらいました。

まだロニャージュ(摘心作業)行われていないので枝が天を目指して一生懸命伸びています。

つぼみの方は前回と同じモノです。これから花が咲いて実がなり完熟するまで同じものを追いかけていきたいですねえ。

5月31日20時
随分と日が長くなったブルゴーニュ。最近では21時にやっと暗くなってきます。お天気のいい日などはいつまでもアペリティフタイムが続く楽しい季節となってきました。
さて先週の写真撮影時に恐らく針金上げ作業(ルルバージュ)は行われていたと思われますが、気づきませんでした。ということで今回少々取り上げてみます。
グラッフと呼ばれる針金をはさむ道具を杭の近くに取り付けて杭の方に向かって「キュッ」と押し込むと針金が固定されます。その針金の間に伸びてきた枝を入れてあげ整えます。その目的とは・・
その@枝を整えトラクターが入ったときに枝の損傷を防ぐ為
そのA枝を整え作業効率の向上の為(農薬散布やテキシン作業等)
そのB枝を整え日陰を少なくし日光をより当ててあげる為
@、Aはトラクターで作業する為に必要なんですが、Bはブルゴーニュをはじめとする冷涼地故の目的です。私の好きなおいしいグルナッシュを産む南部コートデュローヌ地区のおじいちゃんがブルゴーニュの畑を見てびっくりしたそうです。「何だこの人工的な畑は!」と。
なんでも南(彼のところ)では太陽の光が強すぎて実が焦げてしまうために日陰を作る目的で手をかけずに「もさもさ」の状態にしておくそうです。「病気も少ないし、ほっぽらかしで十分」だそうです。
私 「それじゃ BIOじゃん!」
おじい 「当然じゃ。」
南は病気も少ないし、ほっといてもうまい葡萄できるのかしら・・・

 

2004年5月24日
随分と大きく成長しましたキャロールです。左側の写真はこれから咲くお花、右側の写真はおそらくうどん粉病対策の農薬です。これからはキャロールに絞って開花の後に迎える結実、そして収穫まで追って生きたいと思います。

5月17日月曜日

先日芽かきをされた月曜日の午後7時。今日の作業は農薬散布だったようで、葉っぱに青い点々があります。これはボルドー液という薬品です。その昔ボルドーで葡萄の盗難防止に気持ちの悪い青色に葡萄を見せようとかけたところその頃猛威を振るっていたベト病に効いたとか。
ボルドーで開発されたのでボルドー液と名が付いたんですが、ブルゴーニュでも同じくブルゴーニュ液というのが昔あったそうです。見たことはないですけどね。きっと昔は各地区であったんでしょうね・・・予想するにこんな感じ?

ボルドー液−非常に有効につき現在に至る
ブルゴーニュ液−効き目にムラ有り
シャンパーニュ液−高価
アルザス液−効きすぎ
ラングドック液−パスティス

5月14日 晴天

芽かきされていました。前回の第2ブルジョン写真の芽1が除去されていますね、予想大外れでした。第5ブルジョンは変わっておらず無視されたようです。全体的に芽かきをされすっきりしたカミーユですが、まだ枝が多すぎます。きっと第2回目の芽かき作業があるんじゃないかな。今のままだとカミーユは葡萄15個くらいつけそうな勢いです。

一方キャロールはきれいですね。バゲットに3つか4つ、クルソンに2つの枝が出ている感じ。ちなみに写真の矢印は芽かきで落とされた枝(芽)です。

 

5月10日月曜日 曇り

土日で雨が降り、ぬかるんだ土は作業効率を落とすので本日の芽かきは中止になったのかな・・まだカミーユはモジャモジャのままでした。

今回も靴底に泥をべったりくっつけながらモソモソと写真撮影。勝手に芽かき予想してみました。

第2、第5の芽より2つの芽が出ているカミーユ。芽かき作業は基本的にこの同じ所から2つ以上出る芽を許しません。どちらかは除去されます。そのほかにも1つの芽のみながら除去の対象になる理由はありますがまた今度。(写真参照、実は第1、第3からも出ているが省略

第2ブルジョン写真・・芽の伸びている方向がAは下方に出ている理由で除去されます。

第5ブルジョン写真・・芽の発育がAはよろしくないので除去されます。

5月8日涙雨

今日は第二次世界大戦終戦記念日、祝日です。手元のカレンダーには「VICTOIRE1945」と祝日を意味する赤字で示されています。連日のイラク並びにイスラム諸国で行われる戦闘、血よりたくさん流れている涙を早く事実上の終戦を喜ぶそれとして欲しい、世界の願いが届かぬまま本日を迎え天も泣いているようでした。

しかし先週末からぐっと気温が下がり今日は特別寒かった。温度を確認した17時頃は7度でした。そんな中ノコノコと畑に出向いてきたわけですが、雨の日に畑に行くものではないです。しかも普通の靴で。粘土質の土壌は靴底にべったりへばりつき、軽くポンポンと靴をはたくぐらいでは取れません。バシバシと靴を脱いで靴底同士を叩いていると泥が飛び散り顔にも飛びます。ああ・・なぜ車にいつもつんである仕事用の靴に履き替えなかったんだ・・俺。 泥んこになってしまった ToT

5月7日です。

千砂さんの日記によるとロマネコンティーも芽かきスタートとありましたが、まだ掃除されていませんね。きっと畑の反対側から「芽かき隊」がモソモソやってくるのでしょう。(カミーユ、キャロールは十字架からすご〜く遠いラグランリュの側)

前回より4日しか過ぎていないですが成長がはっきりわかりますね。丁度4月の終わり、シモンビーズ当主パトリックが畑で「ぼそっ」と言った言葉
「ここからが早いんだ・・」
職人の言葉の重さと確かさに改めて脱帽

次の観察ではきっと芽かきされていることでしょう。

とっても天気のよかった週末をはさんでの月曜日。大きくなっている様子が伺えます。

ぼちぼち始まる「芽かき」の作業ですがどちらがより必要なのかわかりますか?キャロールは一定の間隔をおいて芽が出ていますが、カミーユはバゲットのつけ根に芽が集中しています。なぜこんな現象になるかというと・・・
バゲットに6つ、クルソンに2つ芽を残した冬場の選定なんですが、実はその1つの芽の中に3つの芽があります。冬場に8つの目に見える芽の中には合計24の芽があるということなのです。それらが発芽するかしないかは気候や樹のコンディションによって違ってきます。
カミーユの様に明らかに1つの芽から2つ以上の芽が出た場合、このまま成長させると生産量が多くなりすぎたり、密集して実をつける結果、湿度がたまりやすくなり腐敗を招きます。

いつの間にか10日もたってしまいました。芽も随分と大きくなりましたね。ワリと大きな葉が5、6枚ほどついています。パトリック曰く「ここからの成長が早いんだ!」ビーズ家のメカキ作業は5月の上旬スタート。夏のバカンスまでの「クソ忙しい畑仕事の季節」もすぐそこまでやってきています。私もその時ばかりはメカキ要員として畑に繰り出しまっす。

さてバゲットの根元に大きな亀裂が入っているカミーユ。期待通り一番大きくなければいけないバゲット先端部の発育は好ましくありません。樹液がうまく循環していないのでしょうか・・・
一方キャロールは絵に描いたような発育。順調にいって欲しいものです。
良く見てもらえればわかりますが、カミーユの奥、キャロールの手前には若木がります。芽を4つほどしか残してなく、もうこんなに大きくなっています。普通の数を残してしまうと発育が良すぎて収量が増えてしまうので少しだけ芽を残します。それと葡萄ではなく樹の成長をより促す為もあるとか。

さてさてまた一週間がすぎました。月曜日の日課となったロマネコンティー見学です。冬場幹に土寄せした土を春にどかすのですが、「前回のやんわりどかしたのかな?」という状態から一転、今度は樹が寒そうに見えるぐらいドカンとどけてありました。何かしらの肥料でも入れて平らにするのかな?土のフカフカさから推測するに今日の午前中に行った作業です。午前中Beauneには雹交じりの雨が降り出発に二の足をふみ、午後に到着したのです。がんばって午前中くれば良かった・・・いつ馬にあってもいいようにデジカメと一緒に人参も持ってるのに・・・

で、この間のカミーユ負傷をうけて新たにマークする樹を見つけることとしました。二本奥に行った所(ラロマネ側方向)にある樹をキャロールとまた勝手に命名しカミーユと比較して成長を追っていこうと思います。

 

 

 

キャロール紹介

カミーユの2本どなりで仕立ては勿論ギュイヨサンプル式。バゲットとクルソンの2つの枝があります。写真では芽がいくつあるかわかりにくいですが、私も良く覚えていません。 ToT
見やすい芽に番号を振りましたが、バゲットから5つ、クルソンから2つありそうです。 カミーユと違ってバゲットがぐるぐると針金にまきついています。こちらの形が正常で、アタッシャージュとは針金にバゲットをまきつけその後固定するのです。では何故カミーユがまきついていなかったのでしょう。(4月5日2番目の写真参照)それはまきつけようと枝を針金に沿わせた段階で「ボキッ」と半分ほど折れた為に横への負荷をかけられずそっと固定されたから、と推測。

芽1を見てみると既に蕾から芽が出てきています。まだ1センチほどにもなっていない芽がロマネコンティのいたるところで出ています。赤ちゃんみたいに新芽は赤っぽいんですね。これからの成長が楽しみです♪

一方カミーユは・・・
しっかりと芽を膨らませていました。負傷した枝の芽も大きくなってましたので一安心です。写真撮ったんですけどブレブレだったので次回に。

4月12日快晴です。

大分芽が膨らんできました。青空の下両膝を地面に付けローアングルで蕾を激写したつもりなんですが、全てボケボケでした。ToT そもそも私のデジカメは低機能、今まではピントが合わないことにさして不満を感じていなかったのですが、接写できないというのは植物観察において致命的です。

ブルゴーニュのピノノワールとシャルドネイを単純に比較するとシャルドネの方が樹勢が強く発芽も早いそうです。実際にシャルドネイの方の芽は現在もっと膨らんでいます。

先日のワインサロンで南の蔵人曰く既にボージョレでは発芽していており、去年と比べれば発芽は遅いが、例年並とのこと。

はーやく芽が出ろ柿の種♪ださぬとハサミでちょんぎるぞ〜♪
春の遅霜にやられないようになるべく遅い発芽を蔵の人たちは望んでいますが、私はカニさんです。

4月5日です。前回より1週間が過ぎ何かしら変化はあるだろうと思いつつ畑に到着。おや!バゲットが皆横を向いている!!アタッシャージュと呼ばれる針金と枝の結びつけ作業が終わっています。観察し始めて初の劇的な変化です。やったね。併せて溝が埋められています溝に肥料がまかれたかどうか掘り返して確認はしていませんが、馬にて作業を行っているのなら「うんこ」が所々に埋まっている事でしょう。前日の雨で畑の色合いが以前より濃く見えます。埋められたばかりの土はふかふかで雨をすっていて、靴にへばりついてきます。しかし草が目立ちますねえ。除草は行わないのかしら・・・一番上の写真からカミーユの居場所がわかった人はそうはいないと思いますが、ラグランリュより2列北のサンビバンから西へ2本か3本めの樹です。

 

 


靴に泥をくっ付けながら愛しのカミーユのそばにちかよります。他の樹同様にきちんと縛られています。このようにしてバゲットは地面と平行に固定され、残された約6個の芽より空に向かって伸びていきます。固定されたバゲットは横に伸びる事無く少し太くなる程度です。(年輪と同じように、まったりと細胞分裂をし枝を太くする役割をする細胞はバゲットにありますが、爆発的に細胞分裂をし伸びる役割をする細胞は芽の先端部分に集中している為、バゲットが横に伸びてサンビバンの畑に侵入する事はありません)
枝と針金を固定する方法はいろいろあるのですが、ロマネコンティーは畑用のホチキスで止めています。他には針金で縛ったり、葦で縛ったりいろいろあります。自然派なDRCなのでてっきり葦で縛ると思っていたのに。

この縛りつけ作業を終えたら畑は一段落。芽が出るのを瓶詰めや出荷の作業をしながら待つことになります。




あれれ・・・良く見るとバゲットが折れています。バゲットが根元で半分折れていてそこからヒビが3センチほど縦に走っているではありませんか。樹液がそこより滴っていてまるで涙のよう・・痛々しい。

実際このように縛りつけ作業をしている時に枝を折る事は頻繁にあり、特にバゲットが乾燥している時にはよく折れます。ここの畑ではありませんが私が研修していた時は8%ぐらい折りました。雨が降った後は枝がよくしなり、折れることは少ないのですが泥が靴にくっ付いて疲れます。

これだけ派手に折れていると発芽しないんじゃないの?と心配になります。次回からはお隣さんの樹も観察していかなければ・・・名前は何にしようかな〜♪

さて、前回の27日が土曜日、今回の29日が月曜日、しかも朝の9時。当然畑に何の変化もないのですが、何となくモソモソと写真をとってきました。ブルゴーニュには溝堀り作業があり写真のように木と木の間に溝が出来るわけです。冬の寒い時期に行う作業で、この溝も数ヶ月前には掘られていたものとおもわれます。なぜなら溝の底や上に草が生えているから。浅いところに張った葡萄の根っこを切り、より地中深く下へ下へ伸びるように促します、地下水はどこだ〜ミネラルはどこだ〜財宝はどこだ〜ってな具合に。他にも土を柔らかくして地中に空気を送り込む為だったり、除草を兼ねていたり、地中の虫や菌類を寒さで殺す為とか、肥料を土中深くへまく為だったりといいことだらけな答えをブルゴーニュのおっちゃん、おじいちゃん達は鼻を高くして言いますが、シャンパーニュ地区ではこれをあまりしません。(している蔵もある)「何故しないの?ブルゴーニュでは皆してるよ」と問うと「必要ないから」と・・・「ふ〜ぅん」と私。私でなくおじいちゃんブルギニオンだったら子一時間議論している事でしょう。

で、通常この溝堀り作業はトラクターであっという間に終わらすのですが、お金があるロマネコンティー社はちがいます。馬でやります。馬に大きな溝堀の器具をつけて人がその後ろにて溝を馬の力を利用して掘っていきます。きっと牛でも豚でもいいんでしょうけど畑には馬が似合います。で、その利点とは・・・・まず畑に無駄な圧力をかけない、トラクターが何キロで馬が何キロというのはしらないですが、「馬使い」に言わせるとタイヤで畑を踏み潰すのと馬が歩くのでは畑に及ぼす影響が全くちがうそうです。そして木に与えるダメージが全く違うとの事。トラクターで耕作作業等をした場合1年間で5%の木を破壊すると「馬使い」は言っていました。「んなあほな!」と私。さらに「馬使い」は吼えます、「年間5%ずつ破壊してみな・・20年で畑は全てなくなるぞ。樹齢20年以上の木は殆どなくなってしまう!馬なら年間1%も木を破壊しないぞ」まず計算違ってるし、トラクターで耕す蔵でも50年以上の老木がごろごろしている。まったくこれだからフランス人は・・・・んま、でも馬での耕作が流行っているのも事実、その「馬使い」曰くラフォンもルフレーブも俺がやっているんだ!といっていた気が・・何せ1年前の話なので記憶があいまい ToT



前回より5日が過ぎました。グランジュールの最終日に当る27日は、なんとニュイサンジョルジュにてマラソン大会が行われる日でもありロマネコンティーの脇の農道はマラソンコースとなっていました。車をいつものサンビバンよりにある農道の少し広がったスペースに止めお目当ての木に近寄ります。昨日今日といいお天気で全く土が靴に付かない(立てひざをしても洋服に付かない)ベストコンディションです。パシャパシャと写真撮っていると横を1位のマラソンランナーが「すー」っと走りぬけていきます。更に「パシャパシャ・・・」私のデジカメは6年前の代物で妙に時間がかかりスピーディーに作業が終了しません。2位、3位が走りぬけ、そのうち「ドドドド・・・」沢山の人が脇を走り抜けていきます。彼らにお尻を向けモソモソと作業を続ける私、「俺達を撮れ!むっしゅー!」なんて逆に声援をかけられながら・・・

さてそろそろバゲットを針金に巻きつけているかな?と思ったのですがバゲットはまだ青空に向けてピンコ立ちでした。でも「セーブ」と呼ばれる樹液がクルソンの切り口に少し溜まっていていました。よく「葡萄の涙」と言われるこの樹液ですが最も滴る時期になると丁度「安眠を妨害する締りの悪い蛇口」のように「ポタッ・ポタッ」と5分も観察すれば3滴は見られるぐらいのスピードで滴ります。この日はまだまだそれの初期段階、横を走り抜ける人の汗・・・いや、遠方の愛しい人に時を超え再びめぐり合えた人の瞳のようにウルウルしていました。

この涙の成分ですが殆どがH2O、水です。地中の水分を根が吸い上げ血液のように樹中をめぐります。葉っぱが一つもないので光合成は殆ど行われておらず糖分は全然ありません。土中成分(窒素、リン酸、カリウム、マグネシウム、カリウム、硫黄、鉄、銅、マンガン、亜鉛、等々)と共に吸い上げられるので「コントレックスやビッテル」に近いモノと思われます。スポンサーがいればこれを溜めて試験場に持って行き成分分析してもらいますが・・・私の舌では無味無臭の「水」でした。

一年間同じ木を追いかけるつもりなので勝手に名前でもつけようと思っているのです。品種はピノノワール・・・ピノ子、黒ピノ、コンティ1号、デュビちゃん・・どれも会いに行きたくなくなる名前・・・何故か仏の美女=カミーユな私。カミーユにしようかな・・・



2004年ミレジム記とも言いましょうか、畑の木のリアルタイム画像の要望にお答えし、更新は週一あたりでその時の状態を画像にて説明しながら収穫まで追ってみたいと思います。

さて、剪定を終えて針金に縛り付けられる前の状態です。この選定方法はギュイヨサンプルといい、長い枝のバゲット(B)と短い枝のクルソン(C)に芽を6つと2つ、計8つ残す一般的なスタイルのものです。ココから約8個の葡萄を収穫を見込みます。1つの芽からだいたい1つの葡萄が取れると勘定するわけ。

それじゃバゲットに8つ芽を残せばいいじゃない!と思うのが普通。私も最初そう思いました、ハイ。葡萄は枝の先端の芽が強くその発芽率はほぼ100%だそうです。(木の種類によっては幹に近い方が発芽率の高いものもある)そして枝の先端から遠ざかるにしたがってだんだんと発芽率が落ちていきます。写真のC1、C2、B5、B6はほぼ100%の発芽率、B1は80%を切るようです。ではもしバゲットだけを残した選定方法でB5、B6のみが発芽したら・・・来年のバゲットはそこより取るしかありません。50年もそんな事が続いたら月にも枝が届きかねません。あ、この後に枝を針金に巻きつけるから横に伸びるのか・・・漏れなくサンビバンの畑に突っ込みますね。
というわけで、クルソンより来年のバゲットとクルソンを既に取る勘定をしているのです。解り易くいうとC2が来年のバゲット、C1が来年のクルソンという形が理想的なのです。写真ではわかりにくいですが、現在のクルソンとバゲットも去年のクルソンより出ています。