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 2008年09月30日  ブルゴーニュ生活的 TOP写真

 

9月30日撮影 ROMANEE CONTI 収穫!

 本日はガイドでロマネコンティの畑にお客様をご案内。 ブルゴーニュは今が収穫真っ盛り! 運がよければ収穫しているかもですねぇ〜〜♪ ってな具合で畑に到着すると・・・・なんと、収穫中!写真はロマネコンティの収穫一休みの写真です。

 あ!くわえタバコ! けしからん!!  ヽ(`Д´)ノ

 あれれ、、、何かあけようとしている! 仕事中にお酒とな!これまた、けしからん!!  ヽ(`Д´)ノ

 ほっほっほ、若いの皆こっちにきて 一杯飲んでみろ。 DRCの作るロゼだ。非売品だぞ。

 

 キュポン!! トクトクトク

 

 (*´∀`) y   x  3名

 けしからんほど、樽が効いたおいしいロゼでした。

 

 しかしロマネコンティの葡萄は今年も大変きれいで、腐敗果はひとつも収穫ケースに入っていませんでした。 木に房がなっている状態では腐った果実も目視できたのですが、収穫時の徹底的な選果はさすがDRCと舌を巻きます。 2008年は難しい年で腐敗果が多く、この仕事、どれだけ根気がいることやら。

 50人を超える精鋭収穫隊、ブルゴーニュの頂点ここに有りです。

 

 2008年09月28日 レストランびそう マダムびそうさん 「食のつれづれ」

ヴァンダンジュ 2008 (フィリップ・パカレ)

さぁ、今年も始まりましたよ、ヴァンダンジュ。フィリップの所は他より少し早い9月20日開始。この時の訪問は23日の火曜日、ジュブレイ・シャンベルタンです。







病気が多かったり、雹が降ったりと心配事が多い今年のミレジムですが、フィリップのブドウ、ジュブレイに関してはキレイ。畑担当のジョアンヌ(写真3枚目左)も満足そうです。

 

 2008年09月26日  徒然草 政(せい)ちゃん

徒然草 第 3 草 スギナ  prele des champs

スギナ (杉菜、学名: Equisetum arvense )は シダ植物のトクサ植物門トクサ科トクサ属の植物。春に ツクシ (土筆)と呼ばれる胞子茎(または胞子穂、胞子体)を出し、胞子を放出する。夏には、 ツクシ とは全く外見の異なる栄養茎を伸ばす。地下茎を伸ばして繁茂する。栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行う。鮮やかな緑色で丈は 10-40cm 程度。生育には湿気の多い土壌が適しているが、畑地にも生え、難防除雑草である。

「土筆」 土から出てきた胞子茎は、伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、その形状が「筆」に似ていることから「土筆」という字を当てられるようになったものと考えられる。

「 Equisetum 」 学名「 Equisetum 」の「 equus 」は「馬」、「 seta 」は動植物の「剛毛」の意味である。ちなみに、ブルゴーニュでは「 Queue de renard 」と呼び、キツネの尻尾という意味である。確かに、キツネの尻尾にも見えるので、一理あり。

スギナには濃縮された シリカ(二酸化ケイ素) が多く含まれている。シリカは以前にご紹介した水晶の構成成分と同じであるため、生力学の世界では光と熱の力を高める作用があるとして、スギナは使われている。また、その煎じ液はうどん粉病やベト病を予防する効果があるため、使用されている。

約 10 日間の遅れ

今年は 8 月、 9 月、つまり葡萄の果実が肥大し着色する時期に雨天が多く、十分な光を受けられなかったため、葡萄の成熟が例年と比べてゆっくりであった。今年は 9 月 27 日から収穫することになり、例年より約 10 日間の遅れとなった。

徒然草プロジェクトでお世話をさせてもらっているセルパンティエールは比較的いい状態で葡萄の成熟が進んでいる。収穫待ちのこの時期、トラクターの騒音も人の話し声もなく、畑はとても静かである。収穫前の作業として、葡萄の通気性と着色を考えて、フルーツゾーンの葉を少し除去した。房を多くつけた樹は摘房も行った。雹害で乾燥した葡萄粒や、腐敗した粒をはさみ使って出来る限り除去し、状態のいい葡萄だけを収穫できるようにした。


9 月にも水晶を一回撒き、光合成の助長を試みた。これで葡萄の成長期間において3回も水晶を撒いたことになる。その成果が出たのか、2008年のこの天候にもかかわらず、セルパンティエールの成熟は他の畑に比べても進んでいることがわかった。「 enroulement 」という病気に対処するために、葡萄の光合成能力を助ける目的で水晶を散布した。結果として成功した形となった。

それ以外に、わき芽を徹底的に除去した結果、光が入りやすくなり、通気性がよく、栄養の分散が少なく済んだため、葡萄の味が凝縮し、殆ど腐りがない状態で黒く成熟している。

 この時期に腐りが少なかったもう一つの要因は「草」であった。千砂さんの言葉でも触れたが、2008年のような年は雨が多く、必然的に草が繁茂することになる。これは(植物界の)自然の流れであり、人間の手でこれを無理して止める必要がないと考えられる。除草剤や鋤で綺麗に除草した畑をのぞくと、葡萄は水分を吸い、弾けんばかりに大きくなっていた。これでは葡萄の水ぶくれ状態である。無論、糖度が低く味も薄くなる。これに加えて、葡萄粒間の隙間が狭くなり、湿気や熱気が溜まりやすく、腐りの原因となってしまう。

知り合いの生産者も言っていたが、「俺のある一画の畑はトラクターが入らないため、草が茫々だ!!だけど、葡萄の粒は小さく、味が凝縮していて美味しい。何より腐敗果が殆どない!」。

草は土壌表面の水分を吸収することで、葡萄は小さく、粒間が広くなり通気性が良いため、腐敗果が生じにくいのである。さらに、草と競争することで、葡萄は土壌表面ではなく、地下へと根を伸ばし始める。地下深くの無機物(ミネラル)を吸収することで、葡萄の味に複雑味を持たせることができる。結果的にワインの味も複雑味を増し、深い味わいになる。

多種多様  私は草のことでもう一つ注目したいのは「病気の予防」である。私たちは生態系の中で生活をしている。大都会にいるとなかなか忘れがちになることである。生態系のバランスが取れている時は私たちにとっても暮らしやすい環境である。アマゾンは地球上で最も進化している生態系とされている。そこは微生物、下等植物、高等植物、草食動物、肉食動物の間で成り立っている生態系である。お互い競争しながらも、共生し合い、決してある特別な病気(要因)で森自体が破壊することがなく、バランスを維持している。なぜでしょうか。そこには多種多様な生命(微生物ももちろん)が共生しているからである。共生しているからバランスが保たれるのである。

もう一度目を葡萄畑に向けてみよう。葡萄という単一な植物を寵愛する私たちの栽培は自然の生態系から離れがちである。そこに多種多様な生命が存在しないために、葡萄に対し、ある種の病気(微生物)だけが繁殖し、猛威を振るう結果になる。

私は葡萄畑に草を残すことで、そこに葡萄を高等植物とする小さな生態系が形成されることを期待している。それは完全なる生態系ではないと思う。そのため、私たちが少し手助けをすることが必要である。

「農薬」という響きは今ではあまり聞こえが良くないが、私は違う視点から解釈する必要があると思う。

農薬= 「農作物の薬(くすり)」 と解釈することができる。私たちも「薬」を日常生活で利用することがある。それは病気を予防したり、病気を治したりするのに使われる。農業も同じである。植物の病気を予防したり、病気の蔓延を抑えたりするのに使われる。薬の原料は様々だが、出来るなら自然界の物で作った薬に越したことがない。そう、漢方薬のような物。

私たちの周りに病気となる微生物が多く存在していることに気付いてほしい。そして、それについて適切に対処することをしなければならない。それには適切な時期と、適切な薬と適切な方法で行わなければならい。

 

最後に   少し長い文書となりました。最後まで読んでくれた方、お疲れさまでした。いよいよワインの仕込みが始まります。誠に勝手ながら、皆さんも一緒にワインを造る気持ちでまた報告させていただきます。

 

斉藤 政一

 

 

 2008年9月24日 サヴィニー便り Chisa BIZE

  9月27日土曜日から収穫開始と決定

  本来25日からのスタート予定でしたが、天気が続きそうであること、ブドウを引き締めてくれる北風が吹き続けてくれていること、などを考慮し、少しでもブドウの糖度が上がることを期待してほんの少しだけ先延ばししました。
  2005年以後、2006,2007、そして今年と3年連続して難しい年が続いていますが、今年は雨が多く寒いだけでなく、雹害、そしてウドン粉病やベト病に悩まされた年です。生産者泣かせの年ではあるけれど、これほど、各ドメーヌの畑に対するアプローチがはっきりと見てわかる年も珍しい。

  今年の畑でいちばんのショックはベト病で8月半ばの段階ですでに葉を落としてしまい、そこだけ「晩秋」の畑が見受けられたこと。ベト病になると葉が赤くなりつには落葉してしまいます。すると光合成が困難となりブドウが熟成しません。これは自然の力を信じきってしまった無農薬やビオディナミの生産者などに見受けられた現象です。一方、畑が青々としていて、明らかに周りの少し茶変化した畑と比べても浮いている畑なんかは、これは薬漬けだな、と思えるわけです。

  徒然草プロジェクトで{詳しくは斉藤政一くんのレポートをご覧あれ}、ひとつの畑セルパンチエールと向かい合って、いろんなことを学びました。過去形で書いてしまいましたが、足を運ぶたびにいろんなことを学びます。
このプロジェクトで今年一番気になったのは「草」との付き合い方です。今年は雨が多く草が本当に伸びた年でした。抜いても生えてくる、刈っても伸びてくる、ということは草が生える、伸びるということが必然の年なのではないか。今年のように雨が多いと、畑がぐちゃぐちゃになりがちで、粘土質の畑は水溜りができて、斜面の土地では土砂が流れ落ちてしまうということがあるのですが、草があることでそれを回避できる。また、水分を根から吸い上げ葉から蒸発させ循環してくれます。「雑草」という名の草はない、という昭和天皇のお言葉が染み入ります。

  また、ブドウの第2成長期、つまり熟成段階にはいったあたりから、政一君のレポートにもあったように葉が赤く巻きつくようなウィルス性の病気の症状がセルパンチエール全体に見受けられました。「ここに植わっている木を引っこ抜かない限りなくならない病気だ。」とパトリックは簡単に終えてしまいますが、はたしてそうなのでしょうか?ならばどうして第1成長期の段階では症状が出てこないのでしょう?おなじ苗木を使っておいるはずなのに、農薬を多用しいるお隣さんの畑にはあまり症状が出ていないのはなぜ?今年は多いけれど、年ごとに症状の出方が違うのはなぜ?といろんな疑問がわいてきます。
植物に問いかけることで、その畑に足りないもの、その木の生長に必要なもの、がいつかみえてくるような気がします。葉に表れる症状は、何かを訴えているのです。

  このような難しい年に特に気づかされたことは、私たち人間が介在するところに本物の自然はないということです。真の自然ではいろんな植物や動物が共生しています。ブドウ畑はブドウしか作らないモノカルチャーの世界で、本来あるべき自然の姿とはほど遠いのです。こんな不自然で脆い状態にあるブドウ畑を、自然の力のみを信じて相手するのは危険だということです。

  セルパンティエールの畑が赤くなり始めた当初、「こんなにあなたと向き合って一緒にやってきたのにどうして…」とちょっとして焦りと絶望を感じました。ところが収穫間近になり、ブドウの状態を見るとすこぶるいい。糖度も、決して悪くない! そんなブドウを見ていると、「今年はいろいろありがとう。いろんな施しを受けてどうにか満足のいくブドウを実らせることが出来ました。でも絶好調ではないことに変わりはありません。勉強をして元気をちょうだい。引っこ抜くなんていわないで」と懇願しているように思えてきます。

  なんかバカみたいと思う方もいるでしょう。私自身もそう思うときがあります。
  セルパンティエール2008年をこれからも追っていきましょう。
  飲んでみたときにどう感じるか。それがあなたの答えです。

 

 2008年09月20日  ブルゴーニュ生活的 TOP写真

9月20日撮影 2008年収穫開始!

コートドール地区にて20、21の土日から畑にて収穫隊を、ちらりほらりと発見。本格的な収穫は今週からいよいよスタートです。

今年は病害が畑に蔓延した難しい年。この年においしいワインを造ったら「あんたは偉い!」とみなから褒め称えられる「生産家の年」となります。

せめて収穫だけも太陽の下でさせてあげて・・・・   ねぇねぇ、サンバンサン様・・・

 

*** サンバンサンとは葡萄生産家の守護神。

 

 2008年9月20日 レストランびそう マダムびそうさん 「食のつれづれ」

ディディエ・ダグノー事故死!

9月17日水曜日、ピュイ・フュメのディディエ・ダグノーがドルドーニュでULM(ウルトラ・レジェ・モトリゼ)小型軽量飛行機の事故で死亡。離陸直後50メートルほど上がった後落ちた模様。↓
http://www.lepoint.fr/actualites-societe/didier-dagueneau-le-celebre-viticulteur-est-mort-dans-un-accident/920/0/274867

ここにも↓
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20080919gr0a.htm

 

 2008年09月19日  Domaine Chevrot かおりさん マランジュ日記

2008年ヴァカンス

 


2008年8月31日(日)


今年の夏のヴァカンスは、地中海に面した小さな港町のバンドールにある、パブロの叔父のアパートで10日間を過ごすことになりました。

その途中に寄ったのは、アヴィニヨンから西へ20キロほど行った、ソマヌ・ド・ヴォークルズという小高い丘にある小さな村。たくさんの泉や岩山がある、この名も知れぬこの村に寄り道をしたのは、パブロが、まだ息子のアンジェロの年の頃に、両親に連れてきてもらい、この村の美しい風景が忘れられなくて30年ぶりにといのが理由です。村に1件しかないレストラン“ビストロ・ド・ソマヌ”で暮れていく夕日を見ながらの夕食を楽しみ、“いつかアンジェロも子供を連れて、この村を訪れることがあるのかしら・・・・・?”。地元の新鮮な野菜や肉を使った料理は、大満足!パブロとともにタイム・スリップを楽しんだ一日でした。

Le Bistrot de Saumane
M. RUELLE - Mme ALLOUARD - Le village Tel : 04.90.21.17.60

Saumane de Vaucluse村のホームページ
http://www.saumane-de-vaucluse.fr/

 

 


2008年9月6日(土)

ヴァカンスを過ごした、南仏の町バンドールの家は、海岸から歩いて2分のところ。小さなこの町の中心街には、毎日朝市がたちます。最初に起きた人が、朝食のクロワッサンを買いにいきます。そして、全員の目が覚めたところで、散歩がてらパニエを持って、皆でその日の食糧の買出しに行くのです。パブロは新鮮な野菜を見つけるのが得意。形が不揃いの野菜が並んだ、観光客の寄り付かない出店で、甘〜いトマトやしっかりした味の茄子等を見つけてきます。漁師の店では、“今朝釣れたロブスターだよ?”と生きてまだ動いているのを勧められると、断るのが本当に難しいのです。新鮮で健康な素材は、複雑な料理方法が必要ありません。切るだけ。焼くだけ。毎日、朝市と海岸と家の往復で、な〜んにもしない、本物の休日を親子3人で過ごしました。

 

 

2008年9月9日(火)
今日は、南仏滞在最終日です。ブルゴーニュへのお土産に、新鮮な野菜と海の産物を買って帰ることにしました。箱いっぱいのトマトと茄子、エシャロット、アイスBOXにはおなじみの店で買い占めた魚と、そしてもちろんバンドールのワインを車のトランク一杯に積んで出発。帰り道のお楽しみは、前々から待ち望んでいた ヴァランス の町にあるレストラン “カシェット ”。この 日本人シェフ、伊地知雅氏 が経営するレストランの評判は、食いしん坊達の多い、ブルゴーニュまで届いています。もちろん、評判の通り、こだわりの地方料理、サーヴィスには、大満足の夜でした。距離があって気軽に行けないのが、少々残念です。

La Cachette
20 rue notre dame de soyons 26000 Valence
Tel 04 75 55 24 13
HP :  http://www.lacachette-valence.adussee.com/

 

 2008年9月8日 レストランびそう マダムびそうさん 「食のつれづれ」

最近のトレンド@住宅事情フランス

最近知人や周りのプチ(敢えて)・セレブがこぞってしていること=木の家を建てること。最近この辺りの人でちょっと小金を持っている人たちが家を建てるときにまず考えるのは、地球に優しい家「エコロな家」。

近年の日本ブームと相まって「木の家」を建てる。友人達が「木の家」と言う度に、「だって、木の家って何十年かして絶対建て替えないといけないんだよー。」というと、皆口あんぐり。日本人なら当然ですよね。でも、こちらの人たちはそんなこと全く知らなくて、業者の言うままにカナダ風+アメリカ風+日本風みたいな木のログハウス建ててます。

ちょっと見渡したら、素敵な石造りの家で、シックなな梁があり、貴重なブルゴーニュ産の石を使った床のある家が見つかるはず。(良いものはとっても高いけどね)木の家=エコロジーとして売る業者のなんと多いこと!!外の素材より、どっちかというと大事なのは内側の壁紙やペンキの原料が無害って事なんじゃ??って、そんな家に興味を持つ知人には言ってますが・・・。

どうしてフランスには昔から石の家?それはやはり昔からここに生きる人たちの知恵なんじゃないかと。フランスに木の家・・・。皆さんはどう思いますか?

 

 2008年09月08日  ブルゴーニュ生活的 TOP写真

9月8日撮影

トップの写真ですが、隣接する2つの某村の畑。一方は雑草を残し、農薬を控えめに使う有機栽培。もう一方は減農薬農法と一般に翻訳される Lutte raisonnee。わかりやすく言うと、必要なときに必要な量を必要に応じて、しっかりと農薬を使う畑の管理方法。

隣接する畑なのにどうしてここまで見た目が違うかというと、目指すワインが違うから。ワインというのは人間が作り出すものであり、管理者の意思が現れます。無農薬を志す生産家からの視点であれば右の畑は薬漬けであり、農薬を用いる農家さんからみれば左の畑は見るも無残な隣畑となります。

アプローチは違えど双方共に天候に恵まれない中、生産家に愛され手入れをされている畑たち。

2008年収穫まであと1週間です。

 

 2008年9月2日 サヴィニー便り Chisa BIZE

子供たちの新学年が始まりました。毎年、収穫の準備と学年の始まりの準備とが重なり、かなり慌しいのですが、ことしは余裕。収穫はまだ先のこと。9月25日開始を予定しているからまだ3週間ほどあります。

 

まず、今年は開花が前年度比で15日ほど遅れていました。その時点で収穫は9月20日ごろと予測していました。そして開花のときに寒く雨が多かった。つまり、結実不良が多かったため、実が小さく熟成にばらつきがあります。

そして7月。私は里帰りをしていて日本の暑い夏を享受 ( ?) していたのですが、こちらでは月末に2回雹の被害にあいました。ビーズの畑でいうとアロース・コルトンのル・スショが70パーセントの被害(かなりです)!この畑はまだ果実が青い時期に被害を受けたので、懸念される腐敗は現状見られませんが、何せ、葉が落ちてしまっているため、光合成がうまくいかずなかなか熟さないという現状です。サヴィニー・ブランの一部は100パーセント!見るも無残です。

でも、私の大すきなヴェルジュレスは見事にキレイで、「徒然草」プロジェクトのセルパンティエールはとにかく実が結実不良の影響で小さく、いいワインになる条件を備えています。

 

先週から日中は暖かい日差しが差し込み、ブドウが一様に色濃くなってきました。そう、遅ればせながら夏を感じています。とはいえ、朝夕はぐっと冷え込みます。

この理想的な天候があと1ヶ月続いてくれれば、6 , 7 , 8月をカバーできます。

何事も終わりが肝心!

 

 2008年09月02日  徒然草 政(せい)ちゃん

徒然草 第二草
「Ortie  (イラクサ)」

Image:Ortie.jpgPoils en aiguilles urticantes

イラクサ (刺草・蕁麻、英名 nettle )とは、イラクサ科イラクサ属の多年生植物の一種、または総称。多年生植物で 30 〜 50cm の高さになり、茎は四角く、葉と茎に刺毛がある。夏から秋にかけ、緑白色の雄花と淡緑色の雌花が咲く。茎や葉の表面には毛のようなとげがある。そのとげの基部には アセチルコリン ヒスタミン を含んだ液体の入った嚢があり、とげに触れその嚢が破れて皮膚につくと強い痛みがある。

ビオ・ディナミックの世界ではイラクサは大変重要な植物の 1 つである。イラクサは、乾燥状態や硬直状態を和らげる効果があり、樹液の中に吸収されやすく、化学剤の毒解剤として使用されることもある。

生力学栽培の調合物としてイラクサは土中に 1 年埋められ、四季の様相を土壌から受ける。それから、微量を堆肥に加えて使われる。また、煎じ液にして何度もぶどうの樹に与えることで、太陽の強い日差しによる障害を防ぐことができる。秋には水肥としても使うことができる。

「日の出の時に摘み取らなかった薬草の煎じ薬を飲んでも、ただ体内を通って肛門から排出されるだけで何の効果もない」 といわれるほど、薬草の摘み取りは日の出にするのが大事である。知り合いのビオ生産者の話によると、イラクサは開花前のもので、棘の強いものが良いとのことである。素手でイラクサをつかみながら、「これはまぁまぁ棘がある」と言っている彼は本物のヴィニュロンだった。尊敬できるヴィニュロンの 1 人である。

 

Enroulement

 セルパンティエール、この畑には一つ問題がある。「 Enroulement  葉巻き病?」という病気が一部分で蔓延している。この病気の形態はまだ勉強中だが、簡単に説明すると、GLPVというウィルスによって葉が赤褐色に変色し、下向きに丸まってしまう現象である。これにより光合成を行う葉緑体(葉の緑色素)は少なくなり、ぶどうの成熟が遅れる問題があるうえ、葉が巻くことで光を受ける葉面積が減り、これも成熟を遅らせる原因になる。ぶどうの成熟期における成熟不良を引き起こすこの病気であり、私どもにとって大変深刻な問題である。これを栽培上の工夫で解決するためにいくつかのことを試みた。

 

・摘芯高さの調節

  ブルゴーニュではぶどうの摘芯作業は主にトラクターで行われるため、高さは 120 cm前後である。しかしセルパンティエールでは手作業で摘芯の高さを 150cm 以上とした。葉を多く残すことで日焼け防止になるうえ、上部の葉からの光合成養分が葡萄に凝縮することを期待できるからである。

 

枝の誘引

  葉が均等に光を受けられるように、枝を垂直方向に綺麗に誘引することにした。ぶどうはつる系植物であるため、手入れを怠ると勝手に色んな方向に枝を伸ばす。その結果、葉や枝が重なり、光を受けにくくなり、通気性も悪くなる。この畑では手厚いサービスで 4 回も誘引作業を行った。サヴィニーで一番綺麗な畑である。

しかし、綺麗なのは人間の勝手なエゴかも知れません。ぶどう自身にとって果たして必要なことなのかわからないが、今年はこのように栽培を行うことにした。 

 

・わき芽の除去

  誠に人間のエゴである。栄養の分散を防ぐため、わき芽を剪定はさみで丁寧に除去した。栄養をぶどうに集中するためである。もう一つのメリットは通気性がよくなるため、病気になる可能性が少なくなる。

  この作業において、枝の上部のわき芽を残すことにした。樹の上昇力に出口が必要からである。こうすることで上部だけが伸びて、下部のわき芽が少なくなる。摘芯作業もしやすくなる。

  今年はこの作業において反省点があった。わき芽を完全に除去することで、葡萄の房がむき出しになり、日焼けや雹害を受けやすくなった。この点を踏まえて、来年はわき芽を多少残すことにした。2番果を除去すれば、わき芽からの光合成栄養成分も期待できるのではないかと考えている。検討中である。いろんな方の意見を聞いて決めたいと思う。

 

・生力学の適用

  いかにも難しそうな名前である。実際、生力学の考え方を理解するのは容易なことではない。現に私はまだ理解できていない。

  今回は水晶を利用することにした。水晶は石英の純粋な結晶である。大気の乱れを整える処方箋といわれるくらい、光や熱を下げたり強めたりする働きがある。光と深い関係のある光合成はこの水晶の力を借りることで、強めることができると考え、夏季期間中は畑に3回施した。

やり方は、1ヘクタール当たりたったのコーヒースプーン半分の量を使用する。水晶を攪拌機に入れ、雨水と一緒に活力強化をしたあと、朝方に畑に播かれる。

 

7月下旬   果実が肥大

 

8月下旬   着色

結実不良で玉の大きさにばらつきがある

ミルランタージュ Millerandage 」といって

小粒に栄養が集中し、凝縮のあるいいワインができる

☆小さい葡萄で偉大なワインを☆

 

 

 2008年9月1日 レストランびそう マダムびそうさん 「食のつれづれ」

 

ギャスパー・ウリエル

以前びそうのお客さんのことを書いたときに、ジェレミー・レニエ君と一緒に来るギャスパー・ウリエル君の事を書きましたが↓
http://blog.bissoh.com/?day=20080419

なんとなんと!ロンシャンの秋冬のイメージモデルがギャスパー君!ケイト・モス姉さんと一緒にパリのカフェ・フローラで撮影した模様。
http://www.longchamp.com/fr/univers-longchamp-16.html
http://www.longchamp.com/index.php?coe_i_id=3

びそうのこあがりでお食事されてたのが、懐かしー・・・。

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Abbaye De La Bussiere

媚竈のお客さんが「ココ素敵よー。」と言うことで出かけてきました昔の修道院を改装して今はルレ・エ・シャトーの一つ星レストラン。ボーヌからもそんなに遠くないですよ。
http://www.abbaye-dela-bussiere.com/fr/home.shtml


手前のサロンでまず一杯。カクテルメゾンを頂きました。



お料理はモダン。










ダイニングは昔の礼拝堂かしら?雰囲気たっぷり。