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 2005年5月31日 ビンテージ 管理者

先日蔵訪問したときのこと。

某蔵にて年の出来の話になり、「60年代を代表するビンテージは64」と某当主が言い放ちました。
「私の記憶が正しければ、61、66や69の方が出来がいいはずだが・・」と、そんなに飲んだことも無い癖に学んだ知識で速やかに食い下がる管理者@鹿賀丈史口調。

「他はどうだか知らないが家は64年だ。」
ファンファーレとともに頭上の「くすだま」から紙ふぶきと風船が舞いながら辺りを包み、スポットライトに目を細めながらも見上げた垂れ幕に 「当主の言葉は常に真実であり、我々は学ぶのみである」の文字を見た気がしました。
お客様のご案内だったのですが、蔵訪問万歳です。

「今こそよみがえれ、アイアンビンテージ!!」(このお茶目な催促の通じないところが残念)

そして2001年ビンテージの表現の仕方がまた上手でした。
「評価するこちらの経験が問われる年」だと。
いうなれば酸のタンニンが乗ったクラシックな年なんですが、ブルゴーニュワインの経験を積んだ人が始めて「よい年」といえるんだそうです。

ちなみに、モレ村のモノポール。シルバン氏のお言葉でした。
「我こそは!」と思う方、クロ・ド・タール2001年に挑戦してくださいませ。(注意:飲み頃はもうしばらく先です)

 2005年5月28日 また来年ね。アスぺルジュ・ソバージュ 管理者

2005年の目標のひとつに「ボーヌの朝市へ出店」と、掲げている管理者さんです。出店といっても、八百屋さんやお肉屋さんといったその道の人と張り合おうというわけではありません。
ボーヌの屋内朝市の一番西側の一列は「おじいちゃん、おばあちゃんコーナー」と一部日本人に呼ばれている「自分の庭や畑でとれた物を持ち寄る人々」が陣取って、庭で取れた鳥や、くるみ、ローズマリーや芋を並べ、威勢良く声を張り上げることなく、しんみりと商売しています。値札も無く「全部50円でよか。」と元気だけでなく商売気すら感じられないホノボノとした人々。
そんな中に混じりたい。今年第一回目のチャンスだったこのアスパラの季節、本日も1キロ取れずに終了。穂も大きくなっていて今年はもう終わり・・・夏の終わりからのきのこで勝負です。

以前におじいちゃんおばあちゃんコーナーで・・・「つりは要らないよ、かわいいお孫さんにあめ玉のひとつでも買ってやってくんな。」と寅さんのセリフを真似てみたのですが、残念ながらお釣りが帰ってきました、きっと身分不相応だったのでしょう。日本でもこんな長いセリフ、そう言わないですが、フランス人にこの寅さん風なおつりの断り方はどうなの?と問うたところ「野暮」だそうで、一言「サイラ」(釣りはいいよ)とサラリと言ってのけるのが「粋」だそうです。(言葉を並べるのが好きな弁護士さんが言っていたことなので、きっとそうなのでしょう)

2005年5月23日  Domaine Chevrot かおりさん マランジュ日記

2005年5月20日(金)

 シュヴロ家に家族が増えました。隣の両親の家に同居している義弟のヴァンサンの飼い猫“ミス”が4匹の子猫を出産しました。母猫のミスはきれいな灰色をしているのですが、その色を継いだ子猫が2匹と、父猫の色である茶を継いだ子猫が1匹、そして、両方を少しずつ継いだ子猫が1匹です。まだ生まれたばかりなので目も見えていない様子。力いっぱい母猫のおっぱいにしがみついています。息子のアンジェロは、自分がまだ赤ちゃんなのも忘れて、ヴァンサンの飼い犬の“ヴィクトール”と一緒にうれしそうに子猫達を眺めていました。
 さて、この子猫ちゃん達ですが、3匹まで貰い手が見つかりましたが、あと1匹がどうしても見つかりません。もし見つからない場合は、かわいそうだけれど・・・、という話まで。本当なら避妊をしなければばらないミスでしたが、一生のうちに一度は出産を経験したほうが良いという義父フェルナンの助言があってのことでした。妊娠中から貰い手を探していましたが、実際に何匹産まれるかはわかりません。すっかり困り果てたヴァンサンに私も協力することになりました。私の友人のリストの中、一軒家に住み、小さな子供のいない家庭・・・・というとボーヌの和食レストラン“bissoh”の祥子さんを思いつき電話。“残念ながら忙しいのでお世話ができない”という返事でしたが、親身になっていろいろな方に当たってくださいました。私たちも思いつく方にお電話をし、また、ドメーヌに来てくださる方には声をかけ、本当に大騒動の一日でした。
 思えば2年前に子猫だったミスが母猫になり、外部から子猫達を守るためにいつも腕をいっぱいにのばしているミス。その母性愛に感動し、母親になってまだ慣れない自分に重ね合わせてしまいました。その夜は、夫のパブロと話し合い、子猫を引き取ることに決めました。実は私はホコリやダニに軽いアレルギーがあるので、動物は好きなのですが、飼うのはあまり理想的ではありません。しかし、そんなことを言っている時ではないと覚悟を決めたのです!
 ヴァンサンがうれしそうに貰い手を見つけたことを報告してきたのは、翌朝のことでした。一度引き受けたからには、もう私の心は子猫の親の気分。かわいがってくださる方でなければ、我が子渡せません!のごとくでしたが、貰い手は、親友の女性とのこと。すぐにOKの返事をしました。
 シュヴロ家の子猫達の巣立ちはママのミルクがいらなくなる1ヶ月後です。健やかな成長を心から祈っています。そして、皆様ご協力ありがとうございました!!

 

 

 2005年5月22日 アスぺルジュ・ソバージュ 管理者

今週末はお呼ばれな管理者さん。先日収穫したアスぺルジュ・ソバージュをビーズ邸にていただきました。

軽く塩をした湯にアスパラを投入したとたん、部屋中には草原の香りが広がり、鮮やかな緑に感激。ほおばった時の穂のピリピリとした刺激・・たまらないんだな・・・これが。モルツが飲みたい。

 2005年5月21日 アスぺルジュ・ソバージュ 管理者

ブルゴーニュ某所にてお散歩がてら春の味覚アスぺルジュ・ソバージュを収穫。ボーヌの朝市にて登場する順番としては白アスパラガス、緑アスパラガス、そして最後にこの野生アスパラガスとなるわけですが、どう見ても白アスパラや緑アスパラと同じ種類ではないような・・詳しくはこちら
30分ほどで400グラムの収穫となった今回。
ブルゴーニュのレストラン流通価格では`12ユーロで取引されているとか・・朝一番で山に入って午前中ひたすらとって昼から間に合うようレストランに卸せばなんとか食べてはいけそうです。
料理法: 束ねた後さっと茹でてわさび醤油にてビールと。なんともブルゴーニュらしくない食べ方ですが、絶品です。シャキシャキ食べてゴクゴク飲む!ビールとのマリアージュも最高。。だめだ・・食べたくなってきた。

 月暦四月十一日(5月18日) サヴィニー便り Bize 千砂さん

月暦四月十一日
月カレンダーで実を食べるものを植えると良いとされる昨日、枝豆の種まきを家庭菜園に施し、春のうちにせねばならぬことを終えたという安堵感があります。
先週で、芽掻き作業が順調すぎるほどに順調に進み、今週は私は畑仕事にはいかず、家のそして庭の手入れに励んでいます。
そして今日は水曜日で学校がお休みなため、子供の相手をすることがメイン。パトリックも仕事がひと段落したこともあり、ユウゴとかねてからの約束であった、サッカーのリオンチーム(今年のフランスチャンピオンチーム)の練習を見にいくことになり、昨夜から、息子よりもパトリックが興奮して眠れない様子でした。
先程、リオンから戻ってきた息子の顔を見てびっくり。空を見上げるようにして、きらきらした瞳で、「イヴとパスをしたんだ。すごい人だよ。僕はイヴとサッカーしたいなあー」と、もう夢見る少年です。今まで私が息子の瞳の中心を占めていたのに、いきなりイヴが重要なポイントを占めるようになっているではありませんか。
イヴは、選手でもなく、チームの助監督という地味なポジション。そういえば昔のはなし。父が巨人軍に勤めていたことから兄が何度かグランドへ父に連れられて行っていたけれど、兄が好きだったのは長嶋や王といったスタープレイヤーではなく、やや地味な高田繁だったなあ。
幼い頃我が家ではプロ野球が必須科目のようで、当然のごとく、私も野球漬けにさせられてけれど、それ以上に好きだったのが女子プロレスで、ビューティーペアーにしびれていたなあ、なんて思い出したりもしちゃいました。
と、いきなり時間ができて、いろんなことを思い出すいち日でした。

2005年5月17日  Domaine Chevrot かおりさん マランジュ日記

2005年5月6日(金) 

 日本ではゴールデンウィークの真最中ですね。こちらフランスでも5日がAscension(キリスト昇天祭), 8日がVictor1945(第2次大戦終戦記念日)と祝日が続き、短いヴァカンスになります。この期間中ドメーヌ・シュヴロにもたくさんのお客様が訪問してくださいました。
 その中でも一際目立っていたのが、湖畔の町アヌシーからのクラシックカークラブ“ベルエポック”のメンバー70名の方々でした。そのときのドメーヌ・シュヴロの前庭にはクラシックカーが30台程並び、ちょっとした屋外美術館のようで、近所からも見物客が訪れたほどでした。このクラブでは月に一度ツーリングを計画し、フランスや近隣のヨーロッパ諸国を廻るそうです。アヌシーからマランジュまでは約150キロありますから、ノンストップでも半日以上かかります。車の外見はとても美しいのですが車内が狭かったり、シートが革製でもクッションが薄かったり、床が木でできていたりという車もあり・・・・・。“長旅にこのシートでおしりは痛くならないの?故障したらどうするの?”という私の問いに、“おしりが痛くなったら休憩。故障のために牽引車も同行している”という答え。準備万端。もちろん、そんなことが心配ならばクラブのツーリングは存在しないわけですから、まったく間抜け質問でした。

 フランス人は車が大好きです。ルノー、プジョー、シトロエンといった世界を代表する車生産国であるからかもしれません。シュヴロ家の男性陣ももちろん例外ではありません。義父のフェルナンと夫のパブロは大のF1好き。レースがあるときは早起きをしてTVを見ます。車にはあまり関心の無い私でも、この日は日本を代表して、ホンダとトヨタの応援です。ホンダがレースにカムバックし、新たに参加し始めたトヨタもレースで好成績をあげてきています。これからの日本のチームの活躍がとても楽しみです。

さて、フェルナンの夢の車はサーヴのカブリオレ。引退するときに自分へのご褒美にするのだとか。その車が私たちに譲られるころには、クラシックカーになっているのでしょうか・・・。

 

 

 2005年5月16日 News コルク臭対策キット発売 管理者

コルク臭対策キット発売   ソース(リンクページ左のニュースをクリック)

コルク臭(ブショネ)の問題を解決する画期的なキットをフランス・ブルゴーニュのワイングッズ・メーカーが開発し、6月から発売だそで・・・使い捨てフィルター2枚入りで40ユーロ。高いようで安いのかな?以前澱を取り除くためにコーヒーフィルターでワインを漉したことのある管理者です。澱は取れたものの紙の臭いが付いてしまいおいしくありませんでした。
もしこれでブショネがとれるのなら、レストランの必須アイテムになること間違いなさそう・・20ユーロでブショネをめぐるソムリエさんとお客さんの話し合いが丸く収まるのなら安いものでしょう。

しかし、先っちょに銅が埋め込まれている魔法の鍵、「熟成を進めるクレデュヴァン」同様に微妙に触手が伸びないこの手のグッズ・・・・同じ金額払うなら飲める物に手が伸びますよね。

 2005年5月15日 最近の美味しかったもの 管理者

ゴールデンウイークたるものはフランスには無いのですが、お客さんと一緒に星を13個集めてきました。役得ガイド万歳!
今回の目玉と勝手に盛り上がっていたのはフォアグラのテリーヌ@オーベルジュドリル。辻大先生も大絶賛していた一品で料亭の押しも押されぬスペシャリテ。味付けは極めてシンプル、口の中で豊かなフォアグラの風味が広がり、舌の上でトロリと溶けてなくなってしまいました。
今回はアルザスだったので訪れる料亭全てにおいてフォアグラ縛り。色んなスタイルがあり楽しめましたが、一番ビックリしたのは数日後のウンコの臭さ。密室にて「アヒルの逆襲」、動物性油脂の食べ過ぎに注意です。

今回「おいしい!」と思ったものをアップしましたが、どれも「前菜」。
日本人にはアッサリめの前菜が一番美味しく感じられるのではないか?とおもっています。魚は日本風な食べ方に慣れているし、肉はボリュームありすぎたりで・・前菜×2皿という取り方もやはり賢い選択です。(ちなみにリルではカエルちゃんを前菜に、主菜にフォアグラのテリーヌと前菜×2としたのでした。
美味しく食べてこそレストラン。おなか痛くなったら楽しくなくなってしまいますしね。

左上 カエルちゃんのムースリーヌ(Auberge de l’Ill )
右上 フォアグラのテリーヌ(Auberge de l’Ill )
左下 カエルちゃんの足肉のポワレ、セルフィーユ風味 (Buerehiesel)
右下 モリーユのスープ(L’oustau de baumaniere)
 2005年5月11日 News ルモワスネ売却 管理者

ルモワスネ、アメリカンに買収される! おソース

1950年から1990年まで100万本のストックを抱える古いビンテージを売りとするネゴシアン。当主のローランルモワスネ氏75歳の決断、Edward とHoward Milsteinさんに売却したようです。実はローランさんからロートレックのネクタイをもらったりしている管理者さんですが、彼はまさに「富豪」、お城もお持ち。跡取りが残念ながらいないようで、無理して企業の継続をはかるより売却の道を選んだとしても、アメリカ人とは・・・

温厚でやさしい伯父様で「蔵売るから戦争やめなされ」と、きっと言ってくれたことでしょう。

 2005年5月9日 Domaine Chevrot かおりさん マランジュ日記

2005年5月2日(月)
じめじめした冬の雨の季節がようやく終わったようです。先週末から20度を超える日が続いています。快晴の日の昼間は本当に暑くて、太陽の下にいるのがつらいほど。日の入りも夜8時を過ぎています。ということで、パブロが畑から帰るのは、PM8時半ごろ。昼間の暑いときより夕方のほうが涼しく、かえって仕事がはかどります。
今回はうれしいニュースの報告をさせていただきます。フランスの大きなワインコンクールのひとつ、“フランス・ワインコンクール、マコン大会2005”でドメーヌ・シュヴロの2つのワインがメダルを受賞しました。これからも高品質なワインを皆様にお届けできるよう努力を続けていきたいと思います。

51eme Concours des Grand Vins de FRANCE - MACON  
−2005年4月16日

銀メダル Maranges sur le Chene Rouge
マランジュ シュー・ル・シェーヌ(赤)2003

銅メダル Bourgogne Hautes Cotes de Beaune Rouge
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ(赤)2003

日本で以外に存在が薄いのが、このオート・コート・ド・ボーヌ。白・赤のワインがあり、“ACブルゴーニュ“より格は上になります。フランスでは、お値頃感があり、一般家庭で日常的に飲まれています。コート・ド・ボーヌを囲む広範囲な地区で造られていますので、たくさんの造り手のワインが存在します。お気に入りのドメーヌのものを見つけるという楽しみ方をしてもいいのではないでしょうか。ブルゴーニュの伝統的な醸造方法で造られるシュヴロのオート・コート・ド・ボーヌ。仏料理ではカイユ・ド・レザン、和食では赤身の刺身、そして、デリス・ド・ブルゴーニュのようなあまりつよくないチーズがマリアージュとしてお勧めです。ご家庭ではもちろんのこと、レストランのワインリストにも是非どうぞ!

 月暦三月廿四日(5月2日) サヴィニー便り Bize 千砂さん

今日は八十八夜。立春後八十八日目の日。日本では、この日を目安に、遅霜の被害がなくなるといわれていました。
そんな今日から芽掻き作業が始まりました。スクワット10回を20セットやった後のように膝がかくかくして、日頃の運動不足を物語っています。
ベテラン組は腰をくの字にして進むのですが、私はそうすると、どうしてもクルソンの芽が見えず、しゃがみこむ形になってしまうのです。その分上下運動が増え、ロスタイムも生じるというわけです。
でもまあ、超ベテランのマリー・ルイーズに助けられながら、作業をこなしています。
ピノ・ノワールよりもシャルドネの方が成長が早く、まずは白の畑から。午前中でヴェルジュレス・ブランの芽掻きを終え、午後からはサヴィニー・ヴィラージュの畑へ。
ここ数日、それまでの寒さを挽回するかのような陽気ですが、また、天気は下り坂に向かうそうです。
フランスで八十八夜に相当するのは「氷の聖人」(詳しくは2004年5月10日の日記をご覧下さい)。あと10日ほどは油断大敵です。

 2005年5月1日 Beauneの朝市 管理者

ボーヌの朝市にて

泥つきの白アスパラガスがなんともおいしそうです。太くなってきた白アスパラガスは皮の繊維が硬く厚めに剥いて根の部分から5センチほど大胆に切り捨ててパスタと同じ加減の塩水にて硬めに茹でます。マヨネーズをぬって熱々をほうばるもよし、冷やして醤油をかけてもよし。春の高級前菜の一つ、三ツ星のメニューにも必ず登場します。

イチゴは甘くないので砂糖をたっぷりとかけて食べている管理者です。