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 2004年10月31日 日記 Bize 千砂

2泊3日で、毎年恒例、夫婦水入らず収穫終了慰安旅行に行ってきました。
今年の目的地は「リオン」。我が家から高速に乗って車で1時間半ほどなのですが、なかなか行く機会がないのがリオンの町。ソーヌ川とローヌ川が合流するフランス第2の都市は、フランスの胃袋の中心都市としても有名です。
初日、木曜日のディナーは、いきなり「アラン・シャペル」へ。
2年前のやはりこの時期に初めて行って以来これが3回目。もう私が大好きで、ここに行かないと収穫が終わった気にならないのです。その日も、私の期待を裏切ることなく、風格たっぷりの空間、とてもクラッシックだけれど、丁寧で繊細な料理、客の気持ちを落ち着かせてくれるサービス。全てが最高級なのです。前菜に山キジのだしを使ったきのこのクリームスープときのこのクネル、メインはリエーブル・ア・ラ・ロワイヤルを頂きました。よくありがちな、商業趣味なところが全くない、悪く言えば時代遅れのレストラン。でも、これぞレストランです、わたしにとっては。
2日目のディナーは、リオン市内の「レオン・ド・リオン」。G7で、当時の橋本首相が食事をしたレストランであります。私は2年ぶり3度目。ここにはうちのワインが置いてあるので、営業を兼ねてたまに来ます。リオン訛のように、ややくせのある内装(ポール・ボキューズほどではないけれど)。食事は、たっぷりした、ボリュームある、リオン料理風で、日本人の胃レベルでは、かなりパンパンになります。ジビエ料理を得意とするシェフだけに、この時期のカルトの内容はかなり充実しています。
そして最終日のランチ、二コラ・ル・ベック。2002年にゴー・エ・ミヨで「今年の注目シェフ」に選べれて、昨年ホテルから独立して市内に店を構えました。モダンな料理を作ると評判で、前から行って見たかったのです。店の雰囲気は、最近ロンドンやパリにありがちな超モダンなタイプで、どうしてもこういう店構えは音がうるさく気になってしまう私なのです。しかもかかっている音楽が、ああいう音楽なんていうの?いやしの音楽とかいうジャンルでよくあるようなやつで、わたし大嫌いなのよ。店の人は、若い人が多くて、無意味にちょこちょこ動いて目障り。ちょっと、出しが落ち着かない私でした。さて前菜のカエル料理。エキゾチックなスパイスを使ったソース、カエルの股(もうちょっとカリカリして欲しかった)の下にカネロ二やらリゾットやら、なんだかごちゃごちゃした料理。美味しいけれど、ロワゾーの完成されたカエル料理と比べると、やはり3ツ星と1つの差がはっきりでてしまう。カエルはロワゾーに限る。メインは魚でスズキとアーティチョークのひと皿。別に何の変哲もない料理。スズキを低温調理法で仕上げたというけれど、個人的には皮をぱりっとさせて欲しかった。と、ここまで、かなり期待が裏切られたような感じを受けた私。さてデザートのブドウのジュレ、バーベナ風味、紅茶アイス添えが出てきた時にはビックリ。私が望んでいたシンプルで、それぞれの食材の個性を最大限に引き出したもののマリアージュを実現させた一品。美しく、宙に舞うような軽さに、美味しさ。おかわりしたくなってしまいました。
終わりよければ全てよし。幸せな気分に包まれ、サヴィニーに戻ったのでした。
その晩は…もちろん、お茶漬けさ!

 2004年10月31日 樽 ゆうこ記

最近の天気といったら、一日中雨ですっきりしない天気が続いています。
収穫終了と共に、主に暗い地下カーヴにて黙々作業が行われているのですが。
先週までの作業はというと、とにかく樽洗浄。なにせ2004年は予想以上の収穫量。
樽の中の洗浄は、何とも素晴らしい樽洗浄マシーンのボタン1つで簡単。(去年収穫したラングドック地方の小さなドメーヌではそんな素敵なマシーンなんてなかったものですから、水をバケツで運び樽の中に入れ、左右に振ったり回したりして樽の中を洗浄し、その水を捨てて一回戦終了という工程を10回続けるものですから、1樽洗浄するのに大苦労でした。)
しかし、二段に積み重なっている樽を下ろして樽の洗い場まで持って行くのが、女性の私には力仕事なのです。なにせ1樽60キロもの樽をコロコロ回して抱えるのですから。
最近では、私もだいぶ樽運びにも慣れてきて二コラ、ギヨム先生に合格印を頂きました。しかし、二段に積み重なっている60キロの樽を下ろしたりはまだまだ。股の部分を使ってとコツを教えて頂いたのですが、なかなかテクニックがいる作業なのです。
その後、樽をきれいに一列に並べる作業もまたまた神経を使うのです。
カーヴに入った瞬間樽がきれいに一列に並んでいる事に関して何も疑問に思っていなかったのですが、樽ひとつにしろ神経を使っている造り手・従業員の細やかな神経に感動でした。確かに今までドメーヌ訪問の際、ワインが眠っているカーヴを見た時の何ともいえない気持ちは、この細やかな神経が伝わって来たからだと思いました。
そして、デキュバージュ(一次発酵が終了した赤ワインをプレスする作業)も無事終了し洗浄した樽の中に収めて2004年のワインもひと安心。
明日からもワイン達に会いにカーヴでの仕事は続くのです。

 2004年10月29日 NEWS 管理者記

ご要望の多かったオスピスドボーヌ競売会並びに試飲会情報のページを制作しました。その時期にいらっしゃる方は必見かな・・

 2004年10月24日 日記 Bize 千砂

昨日、ちょっと早いですが、ユウゴの6歳の誕生日会を開きました。11人の小学1年生のクラスメートが遊びに来て、もう大変。木登りの相手はさせられるし、フランス版ハンカチ落としでフィバーし、最後はラバンバの曲でダンスタイム。おばさんにはこたえました。
友達のひとり、ブノワ君が私のところに来て、
「ユウゴは学校で時々泣いているんだよ」
と、教えてくれました。「一日が長い」とか「勉強したくない」とか朝になると「病気で学校へ行けない」とか言うユウゴですが、泣いているとは…
パトリックと似た性格で、人に弱みを見せたがらないユウゴ。きっと授業についていくのが大変なのかな。
一年半前に中耳炎の手術をし、それ以来、ほとんど話すことが出来なかったユウゴが小学校へみんなと一緒に進学できるまでに普通に話せるようになり、とはいっても、単語力や、学力がみんなより今のところ遅れているのは確かです。しかも日本で言うところの早生まれ。クラスでいち番若いのです。
小学校に上がり約ひと月半たちましたが、それまで全く読み書きの出来なかった息子がそれなりに先生の手作り教科書を(教科書というものがなく、ノートに先生の手書き分がコピーされているのいるのです。その内容がなかなか面白い)読むようになった姿を見ては、うるうるする私。息子は、どうやら辛いほどに大変なのでしょう。
赤ちゃんの頃からよく泣く子で、心配ばかりさせられてきましたが、今は病気をすることもなく、お調子者のいい子になってくれたので、何も心配はしていません。
「学校の勉強も大切だけれど、もっと大切なことは、大きくなったらママのために美味しいワインを造ってくれることよ。」
と、言うと頷くユウゴ。本当に素直でいい子です。

 2004年10月20日 きのこ 管理者

今年に入って初のマイタケ収穫となった本日。

ここ連日の雨にて一気に色々なキノコが出てきて、それらを観察しながら森を散歩しているだけでも気分が高揚する。「キノコは森の花」と何かで読んだが、見てよし、香ってよし、食べてよしの良菌は、まるで花束。
七輪にてあぶって食べるとしましょう。

 2004年10月20日 NEWS 管理者記

DIJONにて速度測定レーダー取り付け中 (ソース)ブルゴーニュ地方紙ビアンピュブリック

コートドール県にて初登場となる自動速度取締り装置(通称オービス)がDIJONにて現在設置されている。この他にも6箇所に設置されるという内容だが、注目するべきはRN74号線のヴォルネイ村、ムルソー村入り口付近に設置されるそれだろう。

私が思うにRN74号線ムルソー村入り口の交差点はかなりの事故スポットで頻繁にヘッドライトの破片等が道路に飛散している。Beauneを背にして右に曲がればムルソー村へ、左に曲がれば地元の野郎共で賑わうムルソー駅前食堂と使用頻度の高い交差点なだけに今後は今以上に注意しなけば。

 2004年10月19日 雑記 管理者記

よく行くバー「ブードゥモンド」@フォーブールマドレーヌに夏場限定のテラスが無くなったのは寂しい限りで、最近は暗くムーディーな店内に似合うビールをつとめて飲んでいる。
ビーミッシュという黒ビール。生なのは嬉しいのだけど少し冷えすぎのような気がする、黒ビールはもっとぬるくてもいいな・・と。

勿論2杯目はハッピーアワーということで無料。つまらない本を片手にこの冬頻繁に出没したりして・・・(ハッピーアワーとは、18時から19時半までに1杯目を注文すると2杯目が無料となるお得な時間帯のこと)

 2004年10月17日 雑記 管理者記

久しく更新していなかったロマネコンティー観察に最終回として写真を入れましたのでご覧下さい。

さて、無事に収穫も終わった2004年、シモンビーズは現在赤の最後のデキュバージュ(開放桶よりの液抜き)を数個残すのみとなり、醸造所のポーレ(打ち上げ)を16日に行い醸造一段落となりました。収穫、醸造中も頻繁な更新を目指したのですが、結局蔵に泊り込みになって以来パソを触るのが1日1時間ほどとなり、メールの返信も十分に出来ませんでした。その期間中にご迷惑をかけた方々にこの場を借りてお詫び致します。
醸造期間後期、まさに蔵は鉄火場となりました。白は搾汁されたジュースが澱落とし作業、補糖作業を終え樽にその宿を代え緩やかな発酵を行うための温度管理、赤は黒葡萄が次々と搬入され選果台の周りには6人体制の選果隊、一部茎をはずされた実は開放桶に投げ込まれます、既に発酵を始めた開放桶には液循環とカイ入れ作業、桶全ての発酵温度、液体比重も朝晩チェックしなければいけません。全ての作業の節々にある徹底した掃除もまた必要不可欠な作業。手には洗っても落ちないピノノワールのタンニンが付き、衣類は葡萄ジュースでベトベトになりながら当主の指示を受け全員で2004年を学んだわけです。
そして昨日の打ち上げ、皆で労を分かち合った仲間同士盛り上がらない訳も無く昼から始まった宴は翌日まで続き、美味しいワインもたくさん飲め大満足となりました。初めて飲んだラブノーの90年、ルローの85テッソンを上回る出来に脱帽、今年も当主ジャンマリーが打ち上げに車飛ばしてやってきてくれればよかったのにぃ。

最後に、この週末に知り合いの蔵を数件回ってきたのですが「8月の冷夏で一時はどうなる事かと思ったけど、いやいや良いものが出来たよ。まあ飲め!」と肩の力も適度に抜けた、にこやかな当主の顔と対面すると心が和みます。特に白は収穫量も申し分なく2003年生産量の凹みをカバーできるようです。

 2004年10月16日 収穫体験記 ゆうこ記

一年に一度の大イベント2004年の収穫も無事終了しました。
収穫中、いつも黙々と地味な一人作業をしている従業員のエディ、ニコラ、ギヨム達もこの時ばかりはテンションが高く恐ろしいぐらいでした。
よほど、みんなで仕事ができることがうれしいのかしら??
この時期は、いろいろな人種、いろいろな職業の人、おじいちゃんもいればパリのかっこいい学生さんもいてとにかく収穫したい人達が大集合。
日本人チームはもちろんブドウを切る作業にも参加しますが、主に選果台チームとして活躍。
葉や腐った葡萄、未熟な葡萄を選り分ける作業です。とにかく集中して根気のいる作業なので日本人にピッタリの仕事です。ずうーと目の前を通り過ぎていくブドウとの戦いなので仕事が終わり食事をしている時までも、目の前にブドウが動いている気がしていました。
それと、収穫時期は朝も早く、日中はよく働き、よく食べ、よく飲んでいたせいで夜は遅く睡眠時間は4〜5時間の生活でしたが、私もテンションが高かったせいかとにかく元気でした。何よりも、いろいろな立場の人たちと平等に仕事ができ、みんなで楽しくワインを飲めたことがとてもうれしく疲れなんか感じさせない程楽しく貴重な一週間でした。言葉の壁なんて関係ないかな…。
ここシモン・ビーズでの人との出会い、2月の剪定作業から参加しブドウを収穫できた喜び、2004年のシモン・ビーズのワインは私にとって特別のワインになるでしょう。
収穫を終え、醸造所では静かに作業が続いております。そして、これからも2004年のワイン達を見守っていこうと思います。

 2004年10月10日 日記 Bize 千砂

まずは、私的なメッセージになってしまいますが、
「奥山先生、お誕生日おめでとうございます」
ここ、半年ぐらいでしょうか、昼にワインを飲むことを止めました。でも、ボトルを空けるスピードに変化はないので、夜、深酒になっているのでしょうか。
ただいま、サヴィニー・プルミエクリュ・オ・ゲットの1985を飲みながら書いています。一昨日、リオネルのお疲れ様会で開けたマグナムボトルです。
最近、1986にほれ込んでいる私が、85はどうかな?と思って開けたボトルです。抜栓直後、まだ表情が硬く、正直言って飲む気分にはなれなかったので、結局サービスせずに再び栓をしてキッチンにおいておいたのでした。
本日、何気にその85をグラスに注ぎ飲んでみたら、くらくらするまでの妖艶な姿に変身しているのです。すごい赤です。リオネルお疲れ様会で飲んだ96のソゼのバタールにもくらくらしましたが(96のソゼがすごいことは知っていたから驚きはなかった)、これもすごい。いままで赤にほれ込むことのなかった私ですが、これにはびっくりです。すでにマグナムが半分減っています。
リオネルのお疲れ様会の主人公リオネルは20年来のうちの客で(といっても63年生まれでまだ若い)、職業が宇宙開発事業団のプロジェクトリーダーたる存在で、そんじょそこらの人物ではありません。現在、さまざまなプロジェクトに参加しているそうですが、説明を受けても私の頭脳では理解できない。唯一理解できたのが、火星への有人宇宙飛行のプロジェクト。世界が違います。
そんな彼が1週間収穫を手伝いに来てくれました。最後のスピーチで彼が述べたことは
「いろんな年齢層、いろんな人種、いろんな職業の人がいち収穫隊のメンバーとして働き、みんな平等に、ひたすらブドウを摘み取る姿に心が洗われた。」
ということでした。エリート社会の代表であるリオネルが、お疲れ様会に招待したひとりにサヴィニーに住む失業者であるダヴィがいました。彼がうちで収穫してくれるのは今年で3年目です。リオネルはダヴィににいろんなことを教わったと、感謝していました。
なんか、すばらしい人間関係をここに見て、感激していた私でした。
収穫とはこんなものです。ブドウを収穫するだけではなく、いろんな実りを収穫するときでもあるのです。

 2004年10月9日 日記 Bize 千砂

6日水曜日の午前10時に収穫終了。
先月25日にスタートして以来、昨日まで晴天続きだったのに、6日は朝から雲行きが怪しく、サンドイッチ休憩の9時ごろから雨が降り始めました。それからだんだんとまとまった雨となってきたのですが、もう、関係ない、ブドウ収穫終了です。
天気の気のゆるみと同様、私も脱力し、今朝は頭痛がひどく、起き上がるのが億劫でした。収穫がスムーズに進行するように影で収穫隊やパトリックを支えるのが私の仕事。自分でも感心するほどよく動きました。でもそれは、毎年収穫のために集まってくれる気の置けるいいスタッフがいてくれたおかげです。本当にありがとう。
醸造所では、静かに作業が進んでいます。赤の漬け込み作業も1週間たち、ただいま発酵真っ最中。白は小樽での発酵となります。
一部では2004年は酸の質が1996年に似ているといわれています。今後の成長が楽しみです。

 2004年10月02日 ローカルNEWS 管理者

私の愛用しているボーヌのシャンピオン食堂(スーパーマルシェ、シャンピオンにあるカフェテリア)に、なんとも素敵な広告が張り出されております。

18時30分〜21時30分まで、「ピザを一枚テイクアウトするともう一枚ついてくる!」

近々是非利用してみたいと思います。

 

気風のよさに、思わずパシャリ