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 2004年9月27日 日記 Bize 千砂

収穫3日目の今日は、午前中フルノー、午後マルコネを切り終えました。順調に進んでいます。
奇跡が起こったとしか思えない今年のブドウ。非常にいい状態で、果汁の糖度と酸の数値が素晴らしく、またバランスがいい。果汁の比重は平均で1080から1085に達し、つまり糖度は12度から13度と、十分甘い。15日の日記にも書きましたが、あれから約2週の間に補糖の必要のない数値にまで成熟しました。
そして、ここ近年にないほどの素晴らしい酸の質なのだそうです。9月に入ってからの昼と夜の温度差が大きく、酸にメリハリができたのですね。それから、冷夏であったおかげで、ブドウの木の根が地中のカリウムを吸い上げることなく、酸の低下を引き起こすことがなかったのでしょう。(2003年はその逆でした。カリウムがどうして酸の低下を促すのか、そこまで私は理解してません。化学が得意な方、原子記号でも使って説明してください)
それから、昨年の反動か、生産量の多いこと。1999年並みかそれ以上かもしれません。
もちろん、腐敗果もあります。8月の雹の被害を受けて、傷ついたブドウもあります。でも選果を厳しく行えば大丈夫。今年の選果スタッフは、収穫隊募集で来てくれた二人を含めて、日本人で固めています。フランス人だと口ばかり動いて、肝心の手が動かないのです。とても辛い仕事を本当によくしてくれます。感謝。
というわけで、とても信じられない、好ましい雰囲気の中で収穫が進んでいます。
9月の晴天がもたらしてくれた今年の実り、大切にしなきゃ。
今後1週間、雨なしという予報。天気のことを気にせず、ブドウの成熟状態に合わせた収穫が出来ます。
パトリックをはじめ、50人の収穫隊みんなが笑顔であることが、何よりも嬉しいです。

 2004年9月25日 Simon BIZE収穫初日 管理者

25日土曜日 収穫初日(晴れ時々曇り)

午前中はサビニーブラン、午後はアロースコルトン、サビニープルミエクリュ フルノーを収穫

収穫初日という事で、朝の集合時に「あら、おひさしぶり」以下長くなり、7時15分蔵集合も畑到着は8時前。天気にも恵まれ、皆楽しく収穫をした模様です。私はというと蔵にて午前は白葡萄処理、午後は赤の選果作業。「2004年は選果の年」とスローガンを選果隊の皆に押し付け、一丸となり頑張ってます。

写真左は白のプレス作業にて滴る葡萄ジュース
天然アルコール度数12度、文句無しの酸と糖のバランスです。

 2004年9月24日 日記 Bize 千砂

ドメーヌ・グリヴォが収穫を今朝開始しました。例年は、当然のごとく、うちが先で、数日後にヴォーヌ・ロマネのグリヴォーがスタートするのですが、今年は逆転。こんなの初めてなのでは?
こうなってくると、わたしもちょっとあせってしまいます。天気との兼ね合いもあるし…
ブドウの酸と糖度のバランス関係が、今年はすごくいいようです。
あとはお天気次第。
昨夜の雨は朝にはすっかりあがり、雨露も乾いていました。よし。

 2004年9月24日 NEWS 管理者

9月24日 ロマネコンティー社収穫開始(写真左)
ラターシュの区画にてロマネコンティー社の収穫が行われていました。30人ほどの収穫隊がおり、いつもより少ない収穫隊のようです。(他の畑と同時進行の可能性アリ)
「で、どのくらいなの?糖度、12.5ぐらいあるの?」
収穫隊「おう。凄く甘いぜ!」
だそうです・・・畑には人が溢れブルゴーニュは収穫真っ只中。

マジシャンベルタンの収穫風景(写真右)
ちなみに22日はボギュエの収穫開始日でもあります

 2004年9月23日 日記 Bize 千砂

いよいよ、あさって、収穫開始です。
月曜日あたりから、あちらこちらで、収穫隊の姿を畑でお見受けします。
9月の天候が比較的安定していたからでしょうか、その出来に満足なブドウ生産者のエコーが伝わってきます。まずは、良かった、良かった。あとは、その天候が来週までつづいてくれるこを願うのみです。(でも今晩は雨です)
収穫の間、私は裏方の食事やらおやつ担当なのですが、昨年ドメーヌ・グリヴォやドメーヌ・グージュでの収穫体験から思ったことや、うちの収穫隊からのご意見ご感想から思いついたことを、特に畑や醸造所での仕事に関して私の思いついたこと、気になることをパトリックに考えてもらうつもりで意見として伝えたのですが、人に指示されることが大嫌いなパトリック、少々怒らしてしまったようです(意見しただけで、指示はしていませんが)。
それは、数年前の収穫時の写真を引っ張り出してきて、「このテーブルはこの位置。このテーブルクロスはこれでなきゃダメ。」と、神経をぴりぴりさせている義母に通じるものがあります。
早くこいこい、収穫日。もう、準備万端過ぎるほど準備OKです。

 2004年9月22日 NEWS 管理者

ブルゴーニュ地区の収穫開始が始まりました。
私が見る限りコートドール地区は9月の18日に一番最初の収穫隊を畑にて発見。以下が収穫解禁日なのですが、INAO(BIVB?)に葡萄の状態を申告し「収穫開始の許し」を得ればその前にも収穫できます。
9月20日コートドボーヌ赤
9月22日コートドボーヌ白
9月24日コートドニュイ

 2004年9月15日 日記 Bize 千砂

決まりました。
今年の収穫開始日は9月25日土曜日です。
まだ、収穫解禁日とでも呼ぶのでしょうか、INAOからの正式発表はありませんが、来週には多くのドメーヌが収穫を開始します。
今のところ知る限りでは、来週月曜日、20日スタートというのがいち番早いドメーヌ。確かに、開花から100日計算では20日というのが当初の予定ではありました。手伝いに来てくれる人々の都合もあるし、今さら変更できないというところでしょうか。
1週間違うと、ブドウの糖度も一度弱アップします。先週頭に行った糖度観測では、10度そこそこ。あと、もうもう少しがんばって欲しいものです。
天気は、今週危なっかしそうでも、雨に降られることなく、乾燥した、ブドウにとっては好都合な陽気です。
このまま、雨が降らずにいってくれればいいのですが。

 2004年9月14日 お祭り参加報告 管理者

すっかりと報告が遅れました。9月5日に行われたサビニーオントゥサン(サビニー村のお散歩)の参加報告です。

ワインを飲み飲み、つまみを食べ食べ、のんびり過ごした午前中となりました。スカッと晴れ渡る青空のもと冷えたアリゴテの喉越しから始まり、サビニー白、赤、クレマンと太陽の下で飲むワインの美味しさを、とことん教えてもらい、ご満悦。

参加すると漏れなく付いて来るサビニーリュックも何気に素敵で、これからいろんなイベントに一緒に出場すでしょう。

写真説明

左上 出発地点のサビニー教会

右上 日本人唯一の主催者側スタッフ、シモンビーズ女将の千砂さん

左中 アリゴテとグラットン(脂身のから揚げ)

右中 ジャンボンペルシエとパテのパイ包み

下 漏れなく付いて来るサビニーリュック

 2004年9月12日 日記 Bize 千砂

とおりすがりさんのご質問にここでお答えしましょう。
ドメーヌ・ビーズの畑所有面積は22ヘクタールです。そのうち、ブルゴーニュ・ブランが5ヘクタール、ブルゴーニュルージュが2ヘクタールと、かなりの面積を占めます。いち農家としてはすごい量です。2001年までだったでしょうか、それとも2001年からだったでしょうか、全て手摘み収穫から、ブルゴーニュ・ブランのシャンプランの一部とブルゴーニュ・ルージュの一部を機械摘みにし、その分をネゴシアンに売却することにしたのです。
それには、こんな事情がありました。
2001年当時、うちの倉庫には1999年と2000年のアペラシオン・ブルゴーニュが山積みになっていました。1999年のヴィラージュクラス以上のアペラシオンは即完売だったのに、アペラシオン・ブルゴーニュがうちの倉庫を埋め尽くしていました。
「こんなに美味しいのになぜ売れないのだろう。」
取引業者さんの答えは、アペラシオン・ブルゴーニュは売れない、アペラシオン・ブルゴーニュにしては高すぎる、という絶望的なもの。高いといわれても、手積みのコスト、樽熟成を一年以上かけてするコスト、などを計算すると、精一杯の価格だったのです。
そこで、苦しんだ挙句、一部をネゴシアンに売ることにしました。でもネゴシアンの買い上げる価格は知れたもの。なので、ビーズのラベルをつけて売る分に関しては、今までどおり手積みで、残りを機械摘みにし、うちで第一次発酵まで済ませたものを、ネゴシアンに売却しています。
現在では、皮肉なことに、アペラシオン・ブルゴーニュの売れ行きがよくなり、品薄状態です。でも、うちが困っていた時期に買い取ってくれたネゴシアンの方が、「好評なので、今年もよろしく」とお願いに来ると、断るわけにはなかなかいかないのです。
それから、収穫隊の人数のこと。
今年、2004年は40人で締め切りと、かなり少ないとお伝えしました。そうはいっても、従業員や固定メンバーなどで、50人体制にはなるでしょう。
2004年はブドウの生育にばらつきがあり、1週間で摘み取るというよりも、10日ほどかけて行うイメージでいます。そして、雹に当たってしまったブドウの実や、完熟していないブドウの実をはじく、細かい選果作業がかなり重要となり、毎年のペースでどんどん摘んでしまうと、選果作業がついていかなくなってしまいます。なんせ、選果台は一台しかないので。
因みに過去最高は、2002年の週末。110人分のランチを作りました。2002年は4日半で収穫が終了しました。そうそう、ネゴシアンに売却する分の4ヘクタールほどを機械摘みにしたので、そのせいもありますが。
今日は私の誕生日でした。義妹マリエルとの合同誕生日会を開催。天気に恵まれ、外でまずアペリティフ。そして2家族の親戚が集まり、総勢20人で会食。例年は収穫最中か、準備で忙しくそれどころではないのですが…今年は特別です。

 2004年9月8日 日記 Bize 千砂

ここ1週間、嘘みたいないい天気が続いています。このままこんな天気であってくれれば、「結果オーライ」ってなことになりそうなんだけど。
パトリックは難しい顔をして、迫り来る収穫のことで頭がいっぱいな様子。神経質で、心配性の彼。これは今年に限ったことではなく、毎年のこと。だから私は特に心配することなく、「大丈夫よ。」と、本心から励ましています。
白担当のギヨームは、「こういう難しい年だからこそ、楽しみだなあー。」と、頼もしい限りです。こういう余裕が大切ですよね。
来週にはパトリックの精神的な支えとなる、古くからの友人、アランさんも到着。徐々にテンションが上がっていきます。
明日は、収穫時のランチを毎年作ってくれているモニックおばさんとの打ち合わせがあります。
収穫隊も学生やら、ベテランやら、40人は集まりました。
選果台や圧搾機もポジションに配置され、醸造所は綺麗に整頓されました。
少しずつ、準備が進んでいます。

 2004年9月1日 日記 Bize 千砂

一昨日が、満月でした。
月の満ち欠けが替わると大気が変わる、といいます。
そのおかげでしょうか、確かに風向きが変わりました。
それまで黒い雨雲をもたらしていた南風が、北風に取って代わり、今日なんかは快晴。じめっとした陽気が、いっきにからりとしたすがすがしい天気になり、気持ちのいいこと。
今後1週間はこんな素敵な陽気がつづくそうです。
明日は、ユウゴのぴっかぴかの一年生、第一日目。よくここまで成長してくれました。1年前にした中耳炎の手術で耳の鼓膜に入れた管も取れ、耳鼻科の先生からも「もう大丈夫」とOKをもらいました。1年前ははたして小学校に上がれるかどうかといわれていた言語力も、現在は若干語彙が足りないかなという程度です。
ちなみに、フランスでは入学式たるものがありません。なので、私がスーツを着て胸にコサージュを付けて一緒に記念写真を撮るという感動的な瞬間がないのです。日本人にとっては、なんだか物足りない気がしてしまいます。

 2004年8月29日 きのこ 管理者

セップの季節到来

南西地区より遅れる事10日間、ブルゴーニュにもセップの季節がやってまいりました。この週末は殆どを森で過ごし、大量のセップの収穫に成功。ただでさえ見つけにくい&絶対数が少ないこのセップだけなので、どれだけライバルのいない森で収穫するかが鍵です。

出来る事ならこのまま冬の訪れまで生え続けて欲しいものですが、あと2週間ぐらいが盛りみたいです。セップの後はトランペット茸、ピエドムートン、ヒラタケと続きます。

 2004年8月27日 NEWS 管理者

Bettane et Desseauve Classement des Meilleurs Vins de France 2005

1週間ほど前より発売開始されてました。
早速購入、シモンビーズの評価は・・・・前年と同じく2つ星。(0星〜3星までの4段階評価)

コートドール地区の2002年はやはりどの蔵も評価が高めですね。
マコンやボージョレの2003年の評価もやはり良かったです。

 2004年8月25日 日記 Bize 千砂

今年は7月の段階で雷雨の観測がコート・ドール県で9回を記録し、1955年の11回に次ぐ記録。8月は既に1997年に記録した11回を更新し13回。そのうち6回は雹を伴う雷雨。
ここまでくると、パトリックも腹をくくったようです。
「いいか、今年は30年に一度の悪夢の年だ。よく見とけ。」
と、わたしに、まるで自分に言い聞かせているように、宣告しました。
「収穫が最悪のコンディションで行われるのはわかっている。俺は今、その後のことを考えているんだ。」
と、目に少し鋭さが戻ってきたように思えます。
そう、こういう時こそ、力の見せ所。パトリックがんばれ。