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 2004年7月25日    日記 Bize 千砂

7月25日
我が家にはテレビがないため、(正式にはあるけれど、リビングにないから見ない)マコンの映像がニュースで流れても見ることがなかったのです。管理人さんの写真の報告を見てびっくり。あそこまでひどかったのね。見ていて涙が出てきました。
我が家の被害は20パーセント程度。昨日からバカンスに入ったドメーヌ・ビーズですが、畑組のエディーとに二コラは残り、雨が降りそうな気配になったらすぐに農薬を散布できるように待機しています。とにかく、傷ついたブドウから腐敗が進行することを今の段階ではとどめなければなりません。腐敗が発生しなければ、収穫の段階で、傷ついた実だけを切り取ればいいので、収穫減を抑えることができます。
幸い、昨日から天候が好くなっていきました。このまま8月を迎え、9月になってくれればいいのですが。
我々家族は明日よりバカンスに出かけます。今年はブルターニュ地方。サン・マロ近郊の海岸で潮干狩り、漁港で生がき、と、海を満喫してきます。
サヴィニーにもどるのは8月10日。
アビアント。

 2004年7月22日    NEWS 管理者

7月20日20時前後、マコン地区を襲った雹の被害

昨日、今日と行く先々の蔵や店で「マコンの雹は・・」と雹による深刻な被害を受けたマコン地区の話が出ていた。顔なじみの蔵が点在する地区だけに報を受けた翌日にでもすっ飛んでいくべきだったのだが、都合がつかずイライラしているうちに48時間後の本日となった。
新聞ではLa Roche-Vineuse、Verzeにて被害率100%の壊滅状態、その横の有名所が名を連ねるVergissonにも被害が出ているという。そして実際のところは・・

ひどい。

ロッシュヴィヌーズからヴェルゼにかけての丘は壊滅的な被害となった。ヴェルジッソンも丘上部に広がる畑の被害は深刻なものの低部の畑は被害を逃れた。夜の8時だというのに日の落ちない畑には、被害の実態を見に来た人々と、被害を受けた畑への農薬散布(病気感染や腐敗防止)を行う蔵人が多く見受けられ、皆の沈痛な面持ちの頭上には今夜も雷雲が迫っていた。

人は無力だと今更ながら思い知らされる。

不幸としか言いようが無い天災だが、この被害は2004年、今年の収穫量を奪うだけにとどまらず、以下の写真にある壊滅的被害の状態までいくと来年の芽が取れずに2005年の収穫量にまで被害を及ぼすという。2003年の低収穫量を挽回する収量を望めただけに無念でならない。

雹の被害(軽度) 雹の被害(重度) 壊滅的被害
雹による葉の被害(軽度) ソリュートレ近くの畑の壊滅的被害
茶色く見えるところが畑、全ての葉が叩き落され冬の様相を呈す
 2004年7月21日    日記 Bize 千砂

7月21日
今日もです。
雹が降った17日以降、夕刻になると黒い雲が現れ、雷と共に雨が降るのです。日中は蒸し暑く、傷ついたブドウが腐る条件が調いすぎるほど調っています。
昼に、ドミニック・ラフォンが彼女と一緒にテイスティングに来て、ランチを食べながら天候の話になりました。マコン地区では、17日に降った雹が半端でなく、一部では木が丸裸になってしまったそうです。
「これからリリースする2003年の値段を大幅アップするしかないな。」
と半分冗談、でもかなり本気にパトリックとドミニックが話し合っていました。
さっき、雷を聞きながら、
「今年はもうおしまいの気がするよ。きっと収穫までこんな天気なんじゃないかな。」
と元気のないパトリック。
「大丈夫よ。来週からずーと天気になるかもしれないし。」
と、私が適当なことを言ったところで、どうしようもない。
「もう寝る」
と、上にいってしまいました。
全力を注いでがんばったところで、最終的にはお天道様次第。
でも、あきらめちゃだめ。どうしようもないといわれた2000年のような年でも、愛情を込めて育てれば、美味しい個性あるワインに仕上がったではありませんか。
ただいま、日付が替わりました。外ではまだ雷様がうなっています。

 2004年7月18日    日記 Bize 千砂

7月18日
日曜日だというのに、朝早く、エディーがうちに飛び込んできました。
一体何ごと?といぶかしがっている私。
するとパトリックと、遊びに来ていたジョン・マリー(ラブノー)と3人で長靴を履いて作業車に飛び乗り、行ってしまいました。
一時間ほどすると、
「どうしようもない。明日になったら考えるか。」
と、開き直った表情のパトリック。その横でジョン・マリーが私に説明をしてくれました。
サヴィニーの畑が広範囲にわたって、昨日の雹で傷ついていたのだそうです。
「もうヴェレゾンが始まったのか?と思ってしまうほど、実が変色していたよ。」
とジョン・マリー。
大したことないと思っていた昨日の夕立。実はかなりの降雨量で、いろんなところで土砂が流れ出し、その上、畑には雹。しかも局地的というには広すぎる範囲での被害。
「でもまだ実が固いうちでよかった。たけど油断禁物。2002年のピュリニーのように、また被害に遭うかもしれないし。とりあえず、月曜はスルファタージュをせねば。でもトラクターでは無理かもしれないなあ(畑がぐちゃぐちゃだから)。となるとヘリコプターか?」
と、パトリック。
あと収穫まで2ヶ月。まだまだ先は長いです。

 2004年7月17日    日記 Bize 千砂

7月17日
昨日、今日と、日中夏気分を満喫できる天候が続きました。でも激しい夕立のおまけつき。
今日の夕立は真珠大の雹も一緒でした。突然バラバラという音がするのでかなりビックリします。以前ならば慌てたものでしたが、これだけ雨まじりならば大丈夫と、ブルゴーニュでの生活もそろそろ7年目となると、なれたものです。
ブドウは順調に成長しています。今年は去年の反動か、かなり房の量が多いため、8月に入ってからヴァンダンジュ・ヴェルト(摘房)をする予定でいます。一本の木から最終的に7−8房取れるぐらいまでに収量を落とすのです。1本につき3房ほど落とす必要がありそうです。
「8月まで待たずに今すればいいじゃん」
と、無知な私が質問すると、パトリックは
「今の段階ではどれがよく熟してどれが熟成サイクルに遅れがあるのか判断できないから早すぎる」
と説明してくれました。
今日お話したかったのはブドウのことではありません。子供達のことです。夏休みで一緒にいる時間が長いだけに、いろんな発見があり、驚かされます。
エピソードをユウゴとナスカ、それぞれひとつずつ紹介しましょう。
ユウゴが昨年から始めた柔道は、かなりのレベルに達していたようです。もっとお遊び程度かと思っていました。ある日のこと、ユウゴの新しいサッカーボールをめぐり同じ歳ごろの男の子と2歳ほど年上の男の子の兄弟が、ユウゴを泥棒呼ばわりした時のことです。ユウゴはまったく手を出すことなく、そのボールが自分のものであることを主張していました。と、その時、同じ歳ぐらいの子がユウゴに石を投げたのです。そこでプツンと切れたユウゴ。次の瞬間にはその男の子を柔道の技で投げ飛ばしていました。
その様子をずーと第三者として見ていたわたし。息子の格好よさに惚れ惚れしてしまいました。
以前ならば、泥棒呼ばわりされた段階で泣き出し、私に助けを求めにきていたことでしょう。あんなに泣き虫で、ママっ子だった子がよくもここまで成長してものです。
そして、ナスカ。今、非常に恥ずかしがり屋で、人に挨拶するのもいやがり(こんにちは、ありがとう、さようならの3語、これだけでいいから、言えるようにしようと、無理やり、言うまで付き合うことにしています。)、食卓ではその反動か、おしゃべりばかりして食が進まず、困り果てています。ある日、お皿には半分、食べ物が残っていました。いつもだと、「もう食べられない」というのですが、その日は
「ママ、これ以上食べると、太っちゃうからやめとくわ。」
ですって。もうこれにはビックリ。どこでこんなセリフを覚えたのでしょう。
と、言いながらアイスを喜んで食べているので、やっぱ子供ですね。

 2004年7月13日    News 管理者

2005年サンバンサンはBeaune
2005年1月29日に行われるサンバンサンはBeauneにて

さて、毎年無くなりそうで無くならないこのイベントです。一年中で一番寒い時期にわざわざ蔵人の長を祭る行事なんですが、有名になりすぎて毎年すご〜い人がフランス全土は勿論の事世界中から(言い過ぎか・・)集まります。皆が酒を飲んでいい気分となってしまうので、酒を振舞う蔵側も大変。「もっと飲ませろ暴動」がいつ起こってもおかしくないほど盛り上がってしまうのです。
さて、記事を見る限りでは15ユーロにて試飲チケットとグラスを購入後街を練り歩きながらテイスティングする仕組みとなっているようです。以前まではグラスを買えば飲み放題だったのに・・・

 2004年7月11日    日記 Bize 千砂

7月11日
7月だというのに、肌寒く雨がちな毎日。私の親愛なるお天道様、カラッとした姿を見せてください、と祈りたい気分です。
こんな天候の時のヴィニュロンの会話は決まって
「おい、畑はどうだ。オイディウムにやられていないか?」
となります。
今月のアターブルの会(前にもお話ししましたね。仲良しヴィニュロンの会です)でも当然のごとくこの話題になりました。でもさすが一流ドメーヌの方々。被害はでていないようです。
ドミニック・ラフォンの彼女の家でBBQ形式で開催された今回のアターブルの会。昔の農家を非常に趣味好く改造した家は素晴らしく、BBQはソーセージやメルゲーズを焼くといった粗野なものではなく、鶏や魚介類の串焼きが一本ずつお皿にサービスされるというスタイルのもので、この憎いほどの演出に脱帽。ワインだけではなく、こういったところにもドミニックのセンスのよさを伺い知ることが出来ました。
アターブルの会での会話はもちろん、
「子供達は元気?」とか
「バカンスにでかけるの?」
とかいった一般的な内容のものもありますが、非常に専門的な意見の交換会でもあるのです。私のいた席では樽材の話題となり、OOの業者の樽がいいとか、XX業者のV50、X60を試したかとか、私には???といった内容のものもあり、勉強になります。
BBQ用ワインとして各人が持ち寄ったワイン。ロゼあり、イタリアあり、ボルドーあり、何でもあり、といった感じでしたが、白はずば抜けてドメーヌ・ルーローのアリゴテ2003年がおいしかった。赤は並居る強豪をなぎ倒しドメーヌ・ビーズのブルゴーニュ・ルージュ2002年がトップとなりました。次点がサシカイヤ2000年(ちょっと新樽が効きすぎて、果実味がかすんでしまっていた)とランシュ・バージュ1997。
この農家。1週間単位でレンタルできます。ボーヌから車で10分ほどで、ロケーション、雰囲気最高。部屋は4部屋あり、バス(シャワー)トイレは3つ。6−8人は余裕で泊まれます。料金は800ユーロ/週。関心のあるかたはブルゴーニュ生活まで。

 2004年7月09日    日記 Bize 千砂

7月9日
子供達が夏休みに入ってから2週間がたちます。毎朝
「ケスコンフェ(今日は何をするの?)」
と子供達にせがまれ、もうへろへろです。天気がよく気温が25度を超える日はプールへと決めています。今のところ2回しか行っていません。先週末は結婚式に招待されていたので、家族で3泊でブルターニュ地方へ行ってきたのですが、そこでも海岸で砂遊びをしたり、水族館(このサンマロの水族館はなかなかおもしろいですぞ)へ行ったり、全てが子供中心に動いています。今日も映画を見にいきました。そして近所の子供達とサッカーをするのが最近のユウゴの楽しみで、一人で外で遊ばせるのはまだ心配なので、わたしもつきあうしかない。
それに加えて突然の来客。よくあることなので、何も驚いたことではないのですが、こうも日中全力投球しているときは正直言って参ります。
水曜日のこと。今晩は残り物でさっさっと済ませて寝るぞ、とサッカーを終えて戻ってくると、
「あの姿はジョン・マリー?」
パトリックと兄弟とよく間違われる大親友のシャブリの帝王ラブノーがいるではありませんか。
「ボンジュール、ジョン・マリー。久しぶり。今日はもちろん晩飯一緒にできるわよね?」
「悪いね、ちさ。いいのかい?」
というわけで、あーあ、ため息をつきつつ晩飯の準備を始めたのでした。(メニューは残り物のタブレ、作りおきしておいたタコのマリネ、鴨がネギしょって鴨ネギの一品、チーズ、デザートはオレンジサラダ)
子供達を寝かしつけてテーブルをセッティングしていると、
「はい、ちさ、アペリティフ」
とパトリックが白を3本テーブルの上にどーんと置き、グラスに注いで渡してくれました。
「むむ、これは…」
その瞬間疲れがすっ飛び、真剣にグラスをぐるぐるする私。
ジョン・マリーはパトリックのいいご意見番なので、彼が来ると必ずといっていいほどグランクリュクラスまで抜栓されます。
今回の3本は私がプロデュースした2002年ピュリニーワインだったのです。その内訳はプルミエ・クリュ・ギャレンヌ、シュヴァリエ・モンラシェ、モンラシェ。 
2月にビン詰めしてからギャレンヌは数回テイスティングしたけれど、その他は初めてだったので興奮しました。
その結果報告。どれもすーばーらーしー。ミネラル感たっぷり、バランス最高。2002年のワインに期待される風格、スケールを上回る出来。そして99と大きく違うところは2002年のワインはエレガントなのです。現時点ではシュヴァリエが最も開いていて実力を発揮しています。翌日残り物を一緒に楽しんだ管理人さんは「大理石をなめているよう」と表現していました。とにかく余韻が長い。ギャレンヌはプルミエ・クリュ以上の実力。モンラシェは表情は硬かったのですが、余韻の質がシュヴァリエとは全然ちがう。重厚感があるのです。熟成をじっくりさせてから楽しみたいものです。
来週一週間、ゆうごは柔道研修、ナスカはサマーキャンプなので少しはゆっくりできることを願っています。

 2004年7月8日   E.Leclerc 管理者

ルクレールの新しいボーヌ店に行ってきました。

駐車場に車が入りきらず、買い物の為に歩くのが大嫌いなのですが遠くに車をとめての買い物です。しかし広さにびっくり、しかも黒山の人だかり。地元ネタで恐縮ですが規模はケティニーのカリフールほどあります。ピカピカな店内が眩しいほどの照明に照らされ、そこには群がる人々。気分はもうパチンコ屋さんの「新規開店」。買い物リストを引き下げて店内をグルグルしたのですが、何かが足りない・・・「マイクから放たれるはずであろう、聞き苦しいまでの祝開店な店内アナウンス」が非常に上品、静か過ぎる。お祭り気分で来店しただけに、もう少し盛り上げてほしかった。
ボーヌでは激レアであるフレッシュな魚をゲットしたものお目当てであったオリーブの木は「売り切れ」。車の抽選用紙も無事に投かん&ルクレール会員カードも作れ買い物は終了。
その後サビニーに行き刺身&シモンビーズ2002年ピュリニーシリーズと共に楽しい夕べとなりました。

 2004年7月7日七夕    News 管理者

2004年の七夕です、ボーヌはドンヨリと曇って肌寒く、織姫と彦星は皆見えないところで暖かく・・・いと羨まし。

さて、最近新聞や蔵人との話でよく話題となる2004年の収穫量の見通し。去年を大幅に上回る収穫量は当然ですが、例年以上の収穫量の見込める年となりそうです。去年の異常なまでの酷暑は実の成長は止めたものの、枝は見事な成長を遂げ今年のバゲット、クルソンは立派なものとなりました。そこから立派な枝が出て、開花そして受粉も順調でぶどうの房自体が例年に比べ大きく、収穫量調整の為にグリーンハーベスト(夏の房落とし)、も必要だそうです。

2003年の収穫量は例年に比べて30〜50%減となった蔵が多く、何処まで去年の損失を補いながらも質とのバランスを見出すかが焦点の年と勝手に予想している管理者です。まさか半分しか取れなかったからといって値段を倍にすることは無理ですし(そんな蔵があるとも聞きますが)、●ーカーのブルゴーニュ2002年の評価が良いとはいえ、既に値段を付け出荷してしまっている蔵が殆ど、期待するは2004年でしょう。
という事で、今後の天候次第で豊作&良年が期待できる2004年、「盛夏祈願!」です。

 2004年7月05日    きのこ 管理者

なんだかここ数日雨が降ったりやんだりの天気が続いています。

今日も一日雨が降ったりやんだりで畑仕事も中止。
「・・・仕事も無くなったしロマネコンティー観察でも・・・いや!最近の雨交じりな畑に良くないコンディションという事は、きのこには絶好の条件となっているはず!」
ということで森に行ってきました。

そしたらあちらこちらにポツポツときのこの幼菌が顔を出しているではありませんか!セップを王様とする採れるならば採れるだけ採りたいイグチ系のキノコもちらほらあり数個をゲット。今夜は今年初のキノコの刺身にチャレンジです!

下のキノコも綺麗なのですが・・・調べてもよくわからないので残念ながらゴミ箱にポイ。
ちなみにフランスでは薬局にキノコを持っていくと無料で食べられる、食べられない等の判断をしてくれます。キノコ大好きな私はもちろん某薬局の常連です。毎回満面の笑顔でお願いしているのですが「あ!また来た・・この日本人」といやな顔をされています。
それもそのはず・・毎回行く度に大きなキノコ大辞典を取り出しにらめっこしているのです。最初は「本当に知っているの?」とすごく不安だったのですが、何処の薬局に持っていっても同じなので、一緒にキノコ当てをするようになりました。

結論が出ず怪しいものは捨てますが、あきらめきれないほどの大収穫やおいしそうなキノコの場合、朝市にキノコを売りに来るおばちゃんに聞きに行きます。YESかNOか瞬時に答えが帰ってきます。おいしいキノコの場合熱いウインクもついてきます。