メールはこちら bourgogne-seikatsu@wanadoo.fr
 2004年6月27日    日記 Bize 千砂

6月27日
自転車旅行から戻ってきてから、連日就寝午前1時の日が続きくたくた。特に金曜日の夜は毎年ワインシンポージアムを開催するアメリカ人ご一行様と食事で、なれない英語なんかで話すもんだから、脳みそまで疲労しています。
その日、コルトン・シャルルマーニュの99とラトリシエール・シャンベルタンの96を飲みました。99シャルルマーニュはグラスに注いでから開くまでに2時間かかりました。グラスに注がれたらがぶがぶ飲むアメリカ人の人たちには、開くまで待つ忍耐が足りなかったようです。ラトリシエールは少し薬草の香りがしました。この香り、かいでいるとやみつきになるのです。スワーリングを思いっきりして、やっと果実の香りが湧き出てきました。飲むと、香りより開いている印象。とにかく控えめで、でも余韻の長いこと。素敵だった。一見おしとやかで、でも芯が強いこのタイプのワイン、アメリカ人の人たちは理解できていなかったんじゃないかな。
先週は、2003年の赤、マロ後(まだ終了していないのもある)の総点検をパトリックとギヨムと私、そしてle revue de vin de Franceの最新号にも出ているブルゴーニュで10程前から活躍しているギリシャ人のオノロジストのキリヤコス氏をご意見番として行いました。
収穫当初、皆の頭を悩ませていた2003年ですが、ここにきてかなり洗練された様子を見せ始めてきました。なかなかどうしていいできです。
そのテイスティングの結果、いい状態にバランスよくマロを終了したラトリシエール、ゲット、セルパンティエールを金曜日にまず澱引きしました。来週はヴェルジュレスの一部とフルノー、マルコネあたりを。他は様子見です。
因みに2003年の白は、一部もうビン詰めを始めました。夏休み前には白は全てビン詰めします。
赤ワインは夏休みの成長を見てから収穫後にビン詰めします。子供と同じようにワインも夏休みの間に大きくなるのです。

 2004年5月26日    居候記 ゆうこ

「ロニャージュ作業」 (少々時差有り)
今週で畑作業もだいぶ落ち着いてきました。第一回目ルルバージュ(下に下ろしておいた針金を葡萄の木をはさむように持ち上げる作業)とロニャージュ(枝を胸の位置で剪定する作業)も順調に進んでおり畑隊もご機嫌のご様子。。現在このロニャージュ作業を人にて行うドメーヌは少なくなってきていて、トラクターにて行うのが主流となっています。というのもこの20世紀最大の発明であるトラクターを使わない手はないとのことで、トラクターの先に大きなバリカンをつけて畑を走るのです。シモンビーズもトラクターにてこのロニャージュを行いますが初回と最終回を人にて行います。パトリック曰く初回はやわらかい葡萄のツルを確実に切るために、最終回は糖の乗った葡萄を傷つけない為に人の手によって行わなければならないそうです。
そして実際にこのロニャージュ作業をどのように行うかというと、大きめのハサミでツルの先端部分をチョキチョキ確実に切り落とします。機械で行うとタマに切りそこなうそうで、それが横に伸びた場合にどこまでも横に伸びてしまうそうです。胸の高さにはさみを構えて、早歩きでひたすらチョキチョキと。。1ヘクタールに1万本植わっているので、22ヘクタールで2万2千本、バストアップにもってこいの大変魅力的な作業となるわけです。しかし、はりきって作業を始めたのですが、バストアップ運動というか腕の筋肉運動?ではないですか。うーん、しかしザクザクとツルを切るこの作業はストレス解消にもってこいと私は思います♪畑での暑さにも負けず、自然と笑顔で作業が進んでいくので大満足。しかし、日頃運動不足の私は翌日腕がパンパン。なぜか、腕が震えているし…。
そして、何よりの楽しみは仕事後のみんなで飲むビール♪畑作業中、水分補給のためたっぷりの水を飲むのですが、一日の作業が終わり畑からドメーヌに向かうトラックの中に限っては水を我慢して、ビールにたどり着くのです。この時ばかりは、たとえ最高級のワインよりもキンキンに冷えたビールの勝利♪一気に疲れも吹っ飛び、いい気分♪そして、おいしい夕食を食べ、おやすみなさいの毎日です。

 2004年6月26日    NEWS 管理者

シャトー・ド・ポマールがモンラッシェを!

シャトー・ド・ポマールが十数アールのモンラッシェを手に入れたそうです。何処から買ったんでしょうか・・・いつもこういうニュースって買った人だけ分かって売った人わかんないんですよね。あ〜っ気になる!

 2004年6月22日    イベント参加報告 管理者

6月19日サビニー村音楽祭
曇りで肌寒いイマイチの天候の中にもかかわらず「え?こんなに住人がこの村にいるの?」と思わせてくれるほど沢山の観客が押し寄せ大盛況。
屋外にもかかわらず70人を超えるグループの歌声は数十メートル離れたビーズ家のキッチンにも届くほどでした。
是非来年も開催して欲しいものです。しっかりと2ユーロ払ってワインを飲んできましたよ!千砂さん。

 2004年6月16日    NEWS 管理者

6月16日 ブルゴーニュオージョルデュイー58号発売 アルザスオージョルデュイー付

実はもうしばらく前から発売されていたのですがすっかり忘れてました。今回の試飲特集はコルトン、コルトンシャルルマーニュがメイン。ビーズ家もコルトンシャルルマーニュを持っているので参加したのですがなんと3つ葡萄印。最高4つ葡萄印(この評価を得るワインは非常に稀)なんですが、早速パトリックに「見たぞ&オメデトウ報告」をするも「へー」とのつれない返事。「ボノーデュマルトレーは出てなかったけどあのラトゥールの自社畑でも1つ葡萄だったのにすごいじゃん!」と追い討ちをかけるも「ふーん」・・・・ということで勝手に記事を訳します。ちなみにコルトンシャルルマーニュトップ賞はシュバリエ・ペール・ェ・フィスの4つ葡萄印でした

Corton-Charlemagne 2002 3つ葡萄印

黄金色に緑がかった艶、開いている香りは繊細でデリケート、シダやドライフルーツ、ミネラル香に溢れ、口当たりはフレッシュ感と豊かな丸みを同時に感じる。「見事なできでと同時にとても繊細、テロワールここにあり!」(テイスター談)
非常に4つ葡萄印に近いワインだ!

2002年コルトンシャルルマーニュ シモンビーズを販売されているお店の方いらっしゃいましたらご連絡ください。リンクにて紹介させて頂きます。

 2004年6月15日    すっぱいさくらんぼ摘み 管理者

6月15日
仕事あがりにさくらんぼ摘みにいってきました。ブルジョの横には数本のさくらんぼの木が生えておりすっぱい方は完熟を迎え、甘い方はあと1週間ほどで完熟を迎えます。ということで、すっぱい方を収穫です。酸が強すぎで甘みを全く感じないこのさくらんぼですが見た目が非常にきれい。酸が強いと腐敗もやはり少ないんですね。まるでシャンパーニュ地区で完熟を待たないで収穫される葡萄を見ているようでした。なんでも向こうでは酸を得る為と瓶内二次発行を行う為に完熟を待てないとか。
写真は「最近の写真」の方にアップしてあります

 2004年6月13日    イベント参加報告 管理者

6月11日 ペルナンベルジュレス村のコンサート
ペルナン村に久しぶりに行ってきました。シモンビーズのお仕事で度々コルトンシャルルマーニュ心臓破りの丘に広がる畑をレストランシャルルマーニュを眺めながら上り下りしているのですが、畑だけでなく村の中にも坂が多くあります。コンサート会場は村の中心部にある教会。愛車のポロでグイグイ坂を上り教会を目指します・・・しかし客の車が少ないなあ・・・
夜8時30分から開始だったのですが、9時過ぎに到着。フランスの時間のルーズさだけはきっちり身に着けている私。中に入るとまあ素敵。小さな教会の司祭様が上るステージに50人ほどの合唱団がおり楽器なしで歌を歌っているではありませんか。50人の歌声は白い石壁に反響しその暖かな声の響きは肌にまで感じるほどで、心地よく歌声に包まれたその後の45分はあっという間過ぎてしまいました。帰りに聞きに来た人の数を勘定したのですが、約50人。歌い手と聞き手がほぼ同じ人数とは・・贅沢です。
コンサート後、ペルナン村のキャフェ・リュクサンブール、サビニー村のニューロック・キャフェと寄って12時帰宅。素敵な女性をエスコートできた初夏なのに短い夜でした。

 2004年6月10日    日記 Bize 千砂

6月10日
今週はとにかく暑い。昨日は無風状態で、庭先の温度計は35度を示していました。今日はやや風が吹いているので幾分かましだけれど、照りつける太陽は容赦なし。
ブドウの開花が一気に進み、週末を待たずして満開。この分だと収穫は9月15日からその週末にかけてスタートということかな。
さて、畑ではロニャージュが始まりました。伸びてきた枝をはさみでちょきちょきするのです。ロニャージュ初体験のゆうこちゃん、
「あした腕がパンパンになること間違いなーい。」
といいながら、今日は10時前に消灯。
最近は夜10時でも空はうっすら明るいのですが、我が家は静かなものです。暑さと戦いながらの肉体疲労のせいで、喋ることも億劫になり、みんなベットに引き込まれるように寝てしまいます。
パトリックの甥っ子のシモン君が夏休みのバイトに来ているのだけれど(フランスの高校生はもう夏休み!)、半日は畑に出て、みんなと一緒に作業をしています。かれこれ10日経つのですが、
「学校で勉強をしている方が楽」
「将来は絶対にヴィニュロンにはならない」
「9時間は寝ないと体がもたない」
と、あーだこーだ言いながら肉体労働の大変さを身にしみてかんじているようです。自宅から持参したゲームにほとんど手をつけることなく、部屋に戻るとバタンキューの毎日だそうです。

 2004年6月8日    日記 Bize 千砂

6月8日
ナスカを産んで以来ショートにしていた髪の毛を、4年ぶりに伸ばしています。今日は肩まで伸びた髪の毛が首にまとわりつくほど汗をかくような、今年一番の暑さでした。
来週の自転車遠征に備えて先週から少しずつペダルをこいでいるのですが、体の調子も調ってきたことだし、今朝はフルの練習コースを回ってきました。サヴィニーからブイヨン渓谷を下り、ブイヨンで左折して一気にクレペーめがけて坂道を登ります。この坂がなかなかのつわもの。クレペーからベッセー・アン・ショームまでさらに上り、そこからはものすごい下りとなり、クラヴォワイヨンを経由してサヴィニーまで。距離的には30キロ弱だと思いますがなんせ勾配がきつい。1時間半ほどの練習コースです。
午前中だというのに、太陽がじりじり肌に焼きつきます。腿に自転車用短パンの跡がつき始めました。
ブドウの木は順調に成長しています。今週末から来週にかけて開花でしょうか。私の手帳にはアメリカンの花が咲いた日から逆算して6月12日に「開花?」と記してあります。
パトリックが最近、収穫モードになることがあります。つまりボーと考え事をしているのです。いつもはふざけてへんてこダンスや冗談を言っておどけているのですが、毎年開花の時期になるとこうなのです。
話を自転車に戻します。ブルゴーニュに住むようになってから、日本ではなかった花粉症に悩まされたり、夜には喘息で咳き込んで眠れない、なんてことがよくあるのですが、自転車に乗った日は咳き込むことがなく、熟睡できるのです。
そこで、花粉症になったというのは私の体の粘膜が弱まったからなんではないかしら、と思うようになりました。というのはシュタイナーの本を読んでいたら、「人間の体」について書かれた章に「肺は粘膜系統を司る」とあったのです。日本にいた頃はジョギングなり水泳なり、毎日のようにしていたのですが、こちらでは5月、6月の自転車の時期を除いて、全く運動らしきものをしていないのです。そのため、肺の機能が低下し、粘膜が弱くなった…
この私の仮説を証明できるお医者様がいらしたら、どうしたらいいか教えてください。肺の機能を高める漢方薬とかってあるのかしら。ホメオパシーでもいいけど。
それより、1年間運動を続けて、来年花粉症にかかるかどうか、実験してみればいいのだけれど、なかなかねえ…

 2004年6月7日    NEWS 管理者

6月8日ブージョ村のプール開き
6月は月、火、木、金は12〜14時、17〜19時まで、水、土、日は11〜19時まで
7月、8月は毎日11〜19時、金曜は21時まで 子供1.6ユーロ 大人2.6ユーロ
至る所でプール開きとなっているようで、ボーヌは6月1日がプール開きでした。去年の猛暑の時に散々お世話になり、週に4回ほど通ったせいもあってか潜水25メートルをこの年で初成功しました。今日の午後も畑仕事だったのですが雲1つない青空、仕事でなければきっと私のプール開きとなっていた事でしょう。しかしブージョ村のプールにはいまだかつて行った事がありません、今年は一回ぐらいこちらに遠征したいものです。

6月11日 ペルナンベルジュレス村にてコンサート
ディジョンの合唱団にて20時30分より教会で 入場料無料、プログラム2ユーロ
素敵な企画です。金曜日の仕事上がり後シャワー浴びて、アペリティフ飲んで食事前にコンサートという順番でしょうかね。まさか教会の中でフライドポテト売ってるわけもなく・・合唱団とともにお腹がならないといいけど。いや、食事をして21時30分から参加がベターですか。

 2004年6月6日    日記 Bize 千砂

6月6日
今日はサヴィニー村で村おこし委員会主催フリーマーケットが開かれました。フリーマーケットというと聞こえがいいけれど、まあ、がらくた市ですね。
絶好の天気であったこともあり、大入盛況。
私も60年代のかわいいプリント柄のお皿やサラダボールを破格値で購入できて大満足。
子供達には前から欲しいと思っていたトロティネット(日本語でなんていうのかなあ。テレタビーズでポーが乗っているやつ)を7ユーロで見つけたし、ゆうこちゃんは作業でGパンの破損が多く、1本10ユーロでブランド物のGパンをみつけたと大喜びです。
次回のサヴィニー村の催しは、6月19日土曜日にサヴィニーのシャトーで開催されるゴスペルコンサート。8時開始で入場無料。簡単な屋台があるので、サヴィニーのワインとサンドイッチ片手に是非どうぞ。
それから夕食と共に昨日抜栓した96のオ・ゲットを飲みました。昨日の段階では「あれ?」という印象でしたが、今日はビン詰めしたときのイメージがよみがえってきました。爆発するような果実味、健在です。ブルゴーニュの96年、少しずつ飲み頃になってきていると聞きますが、ビーズに関してはまだ眠っています。ビーズの96を飲む際は前日に抜栓するか、デカンタして3時間は置いて欲しいです。

 2004年6月02日    居候記 ゆうこ

「芽かき隊・最終日」(少々時差有り)
今日で、第一回目の芽かき作業もコルトン・シャルルマーニュにて終わりです。この二週間で私も枝もずいぶんと成長し、あんなにデリケートですぐ折れていたクルソンも硬くなってきて作業しづらくなってきました。日に日に成長していく枝を毎日チェックしていたパトリックは芽かきをするタイミングをこの2週間にと勝負にでたのです。早すぎると枝が弱いし、どの芽から一番実をつけるかが判断できない問題、遅すぎると硬くてダメ。最高のタイミングだったのではと…。
一般的に8本残すところ、ビーズは大胆に5本だけ。(芽かきの時点で、実のつけ方が少ない畑だけは例外)そのまま無事に収穫を迎えることができれば吉。しかし万が一雹の被害に遭えば凶。自然相手にはさすがのパトリックもどうすることもできません。無事を祈ることだけ。毎年毎年自然と戦っているのですのです。一般的にいう「当たり年」「はずれ年」。それは、生産者は逆らうことのできない自然の力なのです。しかし、どんな年であろうと生産者が毎日葡萄のためにしていることは変わりません。むしろはずれ年と言われる年の方が、美味しいワインにするためにいつも以上の労力を費やしているのではないでしょうか。。値段に関係なく生産者は皆同じ立場であり同じ気持ちであるのです。
今回、いち消費者でありフランス料理店でワインを売る立場であった私が、一年の中で一番大切であり大変な芽かき作業に参加してみて、生産者の苦労が身にしみました。
果たして今までお客様に、造り手さんのことを伝えてあげることができていたのでしょうか。いいえ、お恥ずかしいのですが、一番大事な事を伝えずにワインを売っていたのです。今でしたら、少しだけ伝えることができるかな。(まだまだ、知らない事がたくさんあるので…。)それともう一つ、芽かき隊の一員になれたことを幸せに思います。それを考えると、今まで以上にワインが愛しくなりました。なんだか、私の元気の素ビーズのワインが飲みたくなってきたなぁー。
10時過ぎについに芽かき作業も終了。
「あー、終わった」心の中で叫びました。なんという、達成感なんでしょう。妙にウカレ気分の私。しかし、周りを見ると誰一人喜んでいないではないですか。黙々と次の作業にとりかかっているのです。なぜかというと、第2回目の芽かき作業はそんなに遠くないからです。まだ、終わっていないのです。
帰ってからのマダムのうれしい一言。
「この2週間芽かき作業を最後まで達やり遂げたのは、ゆうこちゃんだけよ!」との事。(従業員はカーヴの仕事やトラクターなどで抜けることもあったので)そうなんです。偶然にも2週間抜けることもなく一日中畑にでていたのは、私だけ??(自画自賛)もちろん、皆様の支えがあったことでやり遂げることができました。さてと、第二回目の芽かきがクビにならないようにビーズのワインを飲んで気合をいれるとしましょう。